Warning: Use of undefined constant st_description - assumed 'st_description' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/lil/omomukibukai.com/public_html/wp-content/themes/stinger6-child/ogp.php on line 4
田舎の水はきれいな訳ではない。非常時水を得る方法 | 趣深い.com

趣深い.com

コケの成長を眺めて暮らしています

田舎の水はきれいな訳ではない。非常時水を得る方法

 2015/07/25      人生, 自然科学

water

山形で、沢の水を使って流しそうめんをしたせいで食中毒が起きたらしいです。

食中毒になった人かわいそうです。
一日も早い回復を願います。

しかし、今どき沢の水を食用に使っているのは驚きました。

私の実家は北海道のクソ田舎で、左は海、右は山。みたいなところですが、川の水を飲もうなんて人間は1人もいません。
子供の頃はエキノコックスがどうのこうので、絶対に飲むなと言われていたくらいです。

山の水は綺麗だというイメージがあるのでしょうか。
まさかね。一部の人だけだよね。
と信じたいです。

田舎の水が美味しい言われるけど本当?

都会の水よりも田舎の水が美味しく感じるのは、消毒のために使っている塩素の量が少ないからです。

でも、これもちょっと怪しいもんです。

確かに、私も感じたことはあります。

北海道から東京に来て、風呂にお湯を貯めた時に感じました。
大量の水から発する塩素臭さというのは確かにある。
でも、これは引っ越して間もないために、水道管に溜まっていた分もあるんじゃないかと思っています。

でも、コップに入れて飲む分にはそんなに変わらない、というのが正直な感想です。

実はみんなわかってない

水が美味しいと言われる地域の人に、目隠しをして東京の水道水を飲ませても気づきません。

人間は舌と鼻、味覚と嗅覚がとても弱い生き物です。
情報の大半は目、視覚から得ています。
場所とか、名前にも影響を受けます。

いざ、においと味だけで判断させると違いはわからないものです。

いや、俺はわかる。という人もなかにはいるでしょう。
川越シェフとか味覚がすごいらしいですからね。

でも、自称グルメも大半は、インチキです。
もし、そんなやつがやっぱり沢の水は美味いなあ、なんて言ってガブガブ飲んでいたら、それはとても愚かなことです。
どうせわからないんだから、黙ってやめておけばよいのです。

非常時、水を得る方法

一番ラクなのは雨水でしょう。

水をペットボトルなどの容器に入れたら一定時間(30分から1時間)ねかせて、不純物をろ過しましょう。
コーヒフィルターとか、キッチンペーパーが使えます。
そして必ず煮沸しましょう。

それでもやめたほうがいいと思いますけど。
川の水ハイターで消毒するなんて強者もいますがね・・・

ろ過、煮沸、蒸留が基本

かつて、船が沈没して海で遭難しながら生き延びた人は、ペットボトルを日光に当てて、中に出きる水滴を飲んで凌いだそうです。
川や、海、その場にある水は魅力的ですが、創りだした水のほうが人にとっては安全です。

海水なら、蒸発させて水蒸気をかき集める。

植物にビニール袋をかぶせる。

雪を溶かす。

こうした方法で水を得ることは出来ますが、生死の境でどこまで冷静に出来るものか。

鉄の胃を持っている人間はそんなに多くありません。
このご時世、よほど過酷な山登りにでも挑まない限り遭難することも少ないでしょうけど、ちょっとしたハイキングくらいなら、ちょっと重くてもしっかり飲み水を持っていくべきです。