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夏の朝に鳴く虫の正体はツヅレサセ。でもコオロギじゃねえかバカ野郎。

 2015/08/12      自然科学,

korogi

我が家は都内の住宅街にあるのですが、夏の夜中から朝にかけて、「リィリィリィリィ」と鳴いている虫がいるんですよ。

もうエンドレスです。昼間も鳴いているのかもしれませんが、あまり気にしていません。とにかく朝、鳴いている。

気になったので調べてみたら、これツヅレサセというらしい。でもコオロギです。

ツヅレサセコオロギの鳴き声

こんな鳴き声です。人によっては「リィ」じゃねえよ、と思うかもしれません。最初から最後まで、奥のほうでずーっとリィリィリィリィ刻んでるやつです。

もしかしたら、これをノーマルのコオロギの鳴き声だと思う人もいるのかもしれません。

しかし、私が思っているコオロギって違うのです。もっと涼やか。

コオロギ(ノーマル)の鳴き声

どうでしょうか?こっちじゃないですか?

ツヅレサセコオロギの鳴き声

で、こっちがツヅレサセコオロギの鳴き声です。

かなりスッキリしました。自分の家の近くで鳴きわめいている生き物のことを何も知らないのもどうかと思いますから。

ツヅレサセコオロギ

Wikipediaより

ツヅレサセコオロギ(綴刺蟋蟀、学名:Velarifictorus micado)は、バッタ目コオロギ科のコオロギ。単にコオロギという別名を持つ。体長は体長13-22mm。

日本では北海道から九州、対馬、甑島列島(下甑島)、種子島に分布する。海外では中国にも分布しているほか、北アメリカにも帰化している。

一見すると奇妙な名前であるが、これは「綴れ刺せ蟋蟀」の意である。これは、かつてコオロギの鳴き声を「肩刺せ、綴れ刺せ」と聞きなし、冬に向かって衣類の手入れをせよとの意にとったことに由来する

アップの画像は、見たくない人もいると思うのでなしで。見たい人は調べて下さい。

ツヅレサセの名前の由来、万葉集からとか、ハイカラなやつを期待したのですが「綴れ刺せ」ですって。でも、虫の鳴き声を聞いて季節を感じ、冬の準備に取り掛かるってこれはこれで風流でいいですね。くるりの東京ではありませんが、季節の変化には敏感でいたいものです。

気温が上がると、テンポも落ちる

色々調べていてわかったんですが、気温が上がると鳴き声のテンポが遅くなるらしいです。へー。

朝や夜中の小刻みな無限ループは気温が低いからのようです。

虫も夏に溢れ出てくる割に、あまりにも暑いのは嫌なんですね。

まとめ

虫のことって、歳をとるとどうでもよくなります。

カブトムシのことをでかいゴキブリとか言う奴も現れます。

でも、彼らは地球の支配層です。みんなが好きな多数決でいえば、彼らの意向を伺わないことには、何も決められないのです。

少しでも歩み寄る努力をしてみましょう。

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