テルマエ・ロマエが楽し過ぎます。
今日はテレビで「2」をやってます。
最初から最後まで、登場人物はもれなく全員が馬鹿馬鹿しい。本当にただただ笑って終わることが出来る、素敵な映画です。
こういう、誰も嫌な気持ちにならない映画っていいもんです。
超古典的、いいえ普遍的
入浴文化という共通のキーワードを軸に、現代日本にタイムスリップした古代ローマ人の浴場設計技師が、日本の風呂文化にカルチャーショックを覚え、大真面目なリアクションを返すことによる笑いを描く。
引用:Wikipediaより
カルチャーショックと大真面目なリアクション
本当にただこれを繰り返しているだけなんですが、なんでこんなに気分がいいんでしょうね。
テルマエ、平たい顔族に何かくっつけるだけで面白い。超便利。
浴場設計師はテルマエ技師
相撲取りは平たい顔族のグラディエーター
もうなんでもありですよ。
初めて観た時、ルシウス(主人公)が排水口に飲み込まれてタイムスリップするのと、泣くとローマに戻る意味がわからなかったんですが、途中からだんだんどうでも良くなって、ハマってしまいます。
人に押される
ぶつかる
長い棒を持って振り返る
「押すなよ、押すなよ」的なあれの応酬。
最後の方は、半分行き来自由自在になってるし・・・(笑)
ひたすら繰り返される、
「来るぞ、来るぞ・・・」
「来たー!!」
という、ささやかで優しい快感の連続。
ただひたすら安定の小爆発を届けてくれます。
阿部寛をはじめ、日本人離れした顔の濃さを誇るローマ人役の俳優陣ですが、いざ比べるとどう見ても日本人にしか見えないところもいいですよね。
終盤、温泉が出て街に一気に流れるシーンがとても好きです。
命の源感が半端じゃないです。細胞が震える気がします。
命を惜しむより、為すべきことに命を懸ける
素晴らしいですね。
テルマエ・ロマエを観た後、我が家ではしばらく「風呂」を「テルマエ」と言うようになります。
「馬鹿か」と思うかもしれませんが、「テルマエ」と口に出すだけで幸せな気持ちになるんです。騙されたと思ってやってみて下さい。