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儲けるためには、わざと手間をかける。価値の上乗せは自分から。

 2015/07/14      経済, 食物

有吉ゼミで、飲食店を採点するコーナーがあります。

先日、元おニャン子クラブの生稲晃子さんが経営するお好み焼き屋『佐吉』が取り上げられていました。
⇒『佐吉』食べログ

いろいろダメ出しされて、1年以内に潰れる可能性は『78%』と判定されました。

飲食店の経営に関して、専門的なことはわからないのでなんとなく見ていたのですが、参考になる部分がありました。

手間をかけた方が良い。手間をかければお金をとれる

『佐吉』のおすすめメニューに、「卵を7個使った出汁巻き玉子」があります。

卵7個って多いですよね。
実際、かなりのボリュームですし、カウンターの目の前の鉄板で調理してくれるので、迫力もあります。
お好み焼き用のヘラで作るので、ちょっと珍しいですしね。
重ね重ねて、まるでバームクーヘンのような迫力のある玉子焼きが出来上がるのですが、味はまずまず。

まあ、そうでしょうね。出汁巻き玉子ですからね。不味くはならないでしょう。

で、ここで審査員に引っ掛かります。
「もっと手間をかけなさい」

効率化の為に、料理工程を短縮している

この出汁巻き玉子、卵7個ですから、作るのが大変ですよね。
そこでお店は効率化のために、予め卵7個と出汁を混ぜた状態で用意してあるんです。
そうすれば、頼まれたらサッと作れますからね。お客さんにもやさしいです。

でも、審査員はそれがいけない、と言う。

手間を見せる。手間をかければお金をとれる

卵を7個実際に使っているんだ、ということを見せるために、卵も出汁も、裸の状態で作り始めた方が良いのです。

卵を割る音、かき混ぜる音、その様子、出汁と混ざるところ、焼き、返し、そしていよいよ食べる。
ワクワクするでしょ?みたいな?

ただ手早く完成させて出すのではなく、その過程を見せることで価値を上げるということですね。

付加価値、なんてよく言いますけど。こういうことなのですね。

マグロ解体ショーなんか、スーパーや魚屋さんでやられるとつい買いたくなるし、なんだかお得に感じる。
解体ショーなんかやらなくたって、実際切り身にするためには解体しなければいけないわけですから、それを見せるか見せないかの違いです。
そこを積極的に見せることで、お客さんの心を動かすということですね。

出汁巻き玉子も、卵7個割るところから見れるとなれば、多少割高でも注文しようか、という気持ちになる。
私は個人的にいらないと思いますけど、きっとそれで注文するお客さんが増える方がでかいでしょう。

途中はガンガン見せれば良い

探せばいっぱいありそうですね。

ホリエモンも「ゼロ」を発売するときにやっていましたね。
⇒https://cakes.mu/posts/2091


本単体だけじゃなくて、製作過程も見せる。ひとつの体験を売る、という感じでしょうか。

まとめ

出し惜しみは良くないってことですね。

がめついかもしれませんが、自分がやっていることのどこに興味を持たれるかは、いざ出してみないとわからないものです。

こんなのバカにされる、とビビってないで、なんでも発表するべきだと思いました。

そんな、浅い結論です。