スナゴケは土壌がいらないと言います。
それはつまり、土が不要、という意味です。巷で言われる園芸用の赤玉土、バーミキュライト、川砂・・・全ていらないのです。
スナゴケ本人は、山では岩の上、河原ではコンクリートの上などにモリッとコロニーを形成している訳ですから、確かに土はいらないのです。
本当に出来るのか毎日記録写真を撮りながら実践します。
スナゴケの育成
スナゴケ育成キットの全貌
①容器(タッパ的な)の底にバーミキュライト(木のこっぱ的な)を敷き詰めます。←保湿用です。
②その上に不織布を敷きます。
③スナゴケをバラバラにし、ハサミで細かく切ったものをばら撒きます。
④水を撒く
フタをして待つ。以上です。
場所は南向きのベランダ、風が強い日はそこそこ影響を受け、雨も強くなると侵食してくる感じです。
容器の底に穴は開けていません。フタは完全に閉めると密閉状態になります。それではなんとなく不安なのでフワッと乗せる程度に留めておいてます。
発芽するためには日光が当たり過ぎない環境が良いみたいなので、やんわり日差しを避けるような位置に置いておきます。
バラバラにしたスナゴケ
とある場所でいただいてきました。居るところには大量にいます。
いないところにはいない。私の住む街中では滅多にお目にかかることが出来ません・・・
育苗箱(プランター的なもの。穴も開いている)の底には新聞を敷いてました。保湿用の土は籾殻を使っているそうです。要は湿度を維持できればなんでもいいみたいですね。環境も大切だと思いますが。
これで本当に増えるのでしょうか。
スナゴケの芽が出る様子
スナゴケは枝分かれします。だから、適当にばら撒いても途中からガンガン芽が出て育つのです。
柔軟で自由な発想の持ち主です。
スナゴケの裏
ごそっと塊になっているスナゴケの裏側です。1つの点に仮根(かこん)が集まる感じではなく、それぞれ思い思いの方向に伸びているだけで、その結果として塊になっているだけなんですねえ。
隣のやつとくっつこうとする習性はありそうですけど。
スナゴケの強さ

By: 陳 ポーハン
乾燥にも、日光にも強いスナゴケ。お前は本当にコケなのか、と言いたくなります。
世の中にはベランダに直にスナゴケを敷き詰めた増やしたという強者もいます。
屋上の緑化に使われるスナゴケシート?スナゴケマットは、本当に土がないままです。
最近は壁にするほどで、青山のプラダの外堀はスナゴケがあしらわれているようです。やりたい放題です。
土がいないなんて少し不安ですが、簡単には死なないスナゴケです。
とにかくやってみようと思います。

砂苔(スナゴケ) 1トレイ「☆」