レッド・ツェッペリンが盗作で訴えられているらいしいですね(笑)
【ロンドン共同】ロック史に残る名曲、英国のバンド、レッド・ツェッペリンの「天国への階段」の一部が盗作かどうかを巡る米ロサンゼルス連邦地裁の訴訟で、作曲したボーカル、ロバート・プラントさんとギタリストのジミー・ペイジさんに対する陪審が5月10日から始まることになった。英米メディアが12日伝えた。
ロサンゼルス出身のバンド、スピリットのギタリスト:ランディ・カリフォルニア(故人)の代理人が2014年に提訴。1960年代後半の同バンドの曲「トーラス」をペイジさんらが聞いて、曲想を得た可能性があると主張している。
天国への階段はとても有名ですが、スピリットのトーラスというのは初めて知りました。早速聴き比べ。
「天国への階段」と「トーラス」の聴き比べ
スピリットのトーラス
44秒あたりからあのクリシェが始まります。
天国の階段
これをパクリというのはありなんでしょうか。クリシェと言われる、コードはそのままなんだけどルート音が半音ずつ下がっていくやつ。ルート音っていうか1度?専門的にはなんていうのかわかりません。でも、音階楽器を弾ける人ならわかりますよね?
このクリシェ。こんなの誰でも使う手法で、天国への階段に限らずありとあらゆる曲に使われています。
ビートルズのミッシェルとか・・・
記事によると、スピリット側の訴えは、
『レッド・ツェッペリンのギタリストであるジミー・ペイジがスピリットの「トーラス」を聴いて「天国への階段」の曲想を得た可能性がある』
と主張している、らしいです。だからどこがどう似ているとかっていう話よりも、「マインドの問題だ!」的なところなのだと思います。
しらねー・・・
こういう訴訟って儲かるんでしょうかね。じゃないとやる意味もないですよね。
スピリットとは
ちなみにスピリットというのはいわゆるアートロック系のバンドとしてロサンゼルセスで活動していました。
訴えているのはギタリスト、ランディ・カリフォルニアの代理人。ランディ・カルフォルニアって名前いいですよね。これが日本人だったら、博多華丸大吉みたいなかんじでしょうか。
たとえジミー・ペイジが「天国への階段」はパクリでした、と認めても、今さら感は拭えませんね。もうみんな「天国への階段」好きだし。
これが今流行っている曲、AKBとか福山雅治がシャ乱Qの曲をパクってたなんてことになったらあれですけど。
ドリカムとアース・ウインド&ファイアー
ドリームズ・カム・トゥルーの中村正人さんは、アース・ウインド&ファイアーの曲をパクってましたっていうのを本人(ボーカルのモーリス・ホワイト)に告げたら、
「それでいいんだ。私もジョン・コルトレーンやFunkadelicやKool&the Gangからいろいろ盗んでる。
そこにオリジナリティを足して次の世代に受け渡すのがお前たちの仕事だ 」
と返されたらしいです。見事ですね。
↓アース・ウインド&ファイアー
これにインスパイアされて『決戦は金曜日』が完成したそうです。
↓ドリカム
スピリットの代理人はまた違う心情なのでしょうけども。私はパクられる側になったらモーリスのようにありたいです。