しくじり先生に河口恭吾さんが出演。
かつて「桜」で大ヒットを飛ばした男です。放送の内容は一発屋の反省的な感じ。
その中で「桜」以降、曲が売れないという話になり、いくつか曲が挙がっていました。
注目は、
会社をやめて旅に出よう
色々考えさせるタイトルです。何より謳っている本人の状況が苦しい。
問題作です。
PVもほとんどがクロマキー合成で安上がり。歌詞の内容に合わせて絵が出てくる感じ。
適当の数々。
冒頭の歌詞を紹介ます。
自分の足も見えない満員電車に押し込められて
ドナドナ今日も子牛はゆくよ
ドナドナ今日も子牛はゆくよ
カタログに載っているような服や車や暮らしを
手に入れるのは大変だから
特に気になったのが、なんか色々買いたいものがある的な歌詞に乗せて出てくる服と車と家。
無地のTシャツが5万円。
車が3000万円
そして、家は100億円
ちょっと適当にもほどがありますよね。会社をやめて旅に出たいやつの頭の中とは思えません。
スーツ姿のダンサーに囲まれて、本人は至って気持ちよさそうに歌い上げています・・・。
会社をやめて旅に出る。確かにテーマとしてわからなくもありません。しかし、主人公にスーツを着せておくべきか、脱がせるべきか、脱がせるとしたらいつがいいのか。
PV作品としては、監督はじめ脚本(?)は非常に悩ましかったと思います。