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「傷つく人がいても良い」ボクらの時代で語った乙武洋匡の自虐と教育哲学

 2015/07/07      TV, 社会

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7月5日のボクらの時代は、乙武洋匡、尾木ママ、泉谷閑示(精神科医)の3人。

3人とも、話が上手で聞きやすく、あと3回はこの3人でやって欲しいと思うくらい面白かったです。

中でも乙武洋匡さんの冗談と、バレンタインデーの話が興味深かったです。

たった1人でも傷つく人がいたらNGなんておかしい

乙武洋匡さんはしばしば、自分の生涯を持ちだして冗談を言います。

ツイッターなどでよく話題になりますね。

こうやって、自虐ネタを放り込む楽しい乙武さん。

これに対して、
『これは乙武さんだから良いんです。誰もがこんな風に自分の生涯を受け入れて前向きに生きている訳ではない。影響力のあるあなたが言うべきで』
と言われてしまうそうです。
『配慮しろ』というやつですね。

しかし、乙武さんは、

誰か一人でも傷つく人がいるかもしれないからといって、発言や行動が制限されるというのは、全員が同じでなければならないという思想に繋がってしまう。

と危惧しています。

バレンタインデーでモテない自分に気づけく

乙武さんが勤めていた小学校では、バレンタインデーに学校にチョコを持ってくることは徹底的に禁止されていたようです。
この日ぐらいは大目に見よう、という容認は一切なし。
なぜなら
『もらえない子が傷つくから』
学校の先生が真剣にこんなことを言っているなんて、お笑いですよね。

私はむしろ気づいた方が良いと思っています。はっきりいって、小学生の男子はイケメンかサッカーが上手い奴しかモテないんです。
どっちも持っていない子は、バレンタインデーで自分がモテないという現実に気づくべき。そこで自分の売りはなんだろうと考えるんです。
20歳になって初めて「モテない自分」に気づいても、はっきりいって手遅れです。

さらに、

勉強はある程度までは努力が報われるもの。しかし、恋愛は努力が仇になることもある。思い通りにいかないことから学ぶことはたくさんあるんです。

とも言っています。

※引用はあやふやです。でもだいたい合ってると思います。

私が教育実習で体験した教師の衝撃発言

私は大学時代に中学校に教育実習に行ったことがあります。ちょうど体育祭の時期で、担当したクラスが優勝しました。
とても盛り上がったのですが、帰りの会で、担任の先生が真剣な顔して
『あなたたちは優勝したかもしれないけど、負けたクラスもいるんだから喜びすぎるんじゃない』
と言ったんです。

衝撃を受けました。本当の話です。

帰りの会は、最後に実習生が一言二言しゃべらなきゃいけないんですが、思わず
『もっと喜んでいいよ』
と言ってしまいました。

担任には何も言われませんでしたけど。