数年に1回、ちょっとずつメールでやり取りする幼なじみがいます。盆正月に実家に帰っても会ったり会わなかったりという感じの関係です。
その友人に、仕事の人間関係が発端でうつ病になったことを話したら、「人間関係なんてバッツバツ切ってしまえばいいんだ」と言われました。
20年以上、密ではないにせよずっと変わらず関係を保っている相手にこんなことを言われるのも不思議なもんですが、その通りだなと思います。
繋がり至上主義
SNSが流行っているからか、「繋がりが大事」という言葉をよく目にします。
それ自体は間違いではありませんが、本来、繋がりなんかなくても構わないのです。友達だっていなくてもいいし、人に感謝されたり、されなくたって別に大して問題ではないのです。
SNSのおかげで良い思いをした人の言葉はネット上で目立ちますが、それはあくまでもほんの一部であり、そんなの関係なしに生きている人間の方が遥かに多い。仮に少なかったとしても、なんてことはありません。
自分がそうではない人間だというだけのことです。
うつ病手前は判断が鈍る
どこからがうつ病なのか、明確な境界線はないので難しいですが、片足を突っ込んでいるような状況だと判断力が低下しています。
相手が言っていることが正しいのか、自分が置かれている状況は異常なのか正常なのかよくわからなくなって、会社をクビになったら生きていけないとか、この仕事を成功させないと自分の将来が危ういとか、必要以上に深刻になりがちです。
会社が一生食わせてくれる訳ではない
生涯に渡って仕事を、満足のいく賃金を与えてくれる会社なんてありません。
そんなものに振り回されて病気になるのはとてもバカバカしいことです。むしろ自分が会社を振り回すくらいでもいいのです。
むしろ、これからはそれが普通になっていくでしょう。
自分が正しいと思っていればいい
もし、うつ病になってしまったら、自分が悪いとは思わないで下さい。あなたはどこまで行っても正しいのです。
人ひとりをそこまで深刻に悩ませる状況というのは絶対に異常です。断言します。
あなたを正しいと言ってくれる人を頼りましょう。家族でも、友達でもいい。家族も友達もいなくても、病院の先生、私のようにうつ病なったことがある人ならばみんなわかってくれます。そんなに遠くないところに味方はたくさんいます。信じられないくらいたくさんいるのです。
他人に任せてしまおう
当の本人にとっては深刻で耐え難いことでも、一歩外の世界に出ればなんてことはないつまらない悩みだったりするものです。
うつ病になるとその判断も難しくなります。自分で判断出来なければ、他人に任せてしまえばいいのです。
味方のいるところへさっさと逃げてしまいましょう。
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