ミドリムシは食料にもなるし、燃料にもなります。人類の未来を担うミラクルな生き物です。
ミドリムシだけ食っていれば人間は生きていける。それくらい強烈な栄養素を持っている。おまけに燃料としてはジェット機を飛ばす可能性もあるというのだから驚きです。
緑色の物が好きな私にとってこの上なく魅力的です。
ミドリムシがあれば生きていける。むしろミドリムシなくしては生きていけない。そんな未来が来るかもしれません。
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ミドリムシ(ユーグレナ)は植物と動物の両方の性質を持つ
ユーグレナ植物門ユーグレナ藻綱ユーグレナ目に属する鞭毛虫の仲間であるミドリムシ属 Euglena の総称。
Wikipedia
『植物門』という言葉が出てくるように、ミドリムシは植物なのですが、『鞭毛虫』の仲間でもある。植物と動物の両方の特徴を併せ持つ、まさにハイブリッドな存在です。このハイブリッドさが肝なのです。
ちなみに大きさは0.05mm〜
ミドリムシは100種類いる
ミドリムシは100種類ぐらいいる、らしいです。ミドリムシはハイブリッドと言いましたが、中にはただ他の生き物を食って生きているディーゼルなやつもいるのです。
なんとかサプリとか、ラーメンと言ってみんながありがたがって食べているのはミドリムシの中でも優秀な種族。50以上の栄養素を持っています。その辺の田んぼとかにいるやつは大したことなくて栄養素は20種類ぐらい。ピンキリはどこの世界でも一緒ですね。
なぜ未来の食料なのか
植物は動物特有の栄養素を持っていないし、動物は植物特有の栄養素を持っていないのが普通です。DHAとか、ビタミンとか。その辺です。
しかし、ミドリムシの優秀な種族は広い分野をカバーしてしまう。スーパーフードを超えたスーパーフード。眉毛がなくなるくらい強烈なのです。
何を冗談を、と思うかもしれませんが、あながちそうでもありません。現在、ミドリムシの研究開発を第一線で進める株式会社ユーグレナの社長・出雲さんは、深刻な栄養失調に苦しむバングラディッシュの人々を救うために仙豆を作ろうと思い立ってミドリムシの研究を始めたのです。
バングラディッシュは、牛乳、卵、肉、魚、フルーツといった、日本人なら毎日飽きるほど食べている物が不足している。それを救うためにミドリムシのようなハイブリッド食品はまさにうってつけなのです。
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ジェット機も飛ばすミドリムシ
栄養失調を救うかと思えば、今度はジェット機です。恐ろしい生き物ですね。
ミドリムシは100種類もいますから、色んなやつがいるんです。その中にジェット燃料にそっくりな油を体内で作る種類がいるというのです。すごいですね。これは絶賛研究開発中。流行りのバイオ燃料のトップに躍り出る可能性も十分です。
どうやって増やしてるの?
ミドリムシは栄養素が豊富です。それだけで人間を生かせるというくらいですから、他の生き物が黙っているはずはありませんよね。微生物から哺乳類まで全世代型のヒット商品です。増やそうと思ってもミジンコたちに食われるに決まっています。
そんな素人の心配を他所に、ミドリムシしか生きられない環境が作られていて培養されています。
それをどうやったのかは知りませんけど(笑)
パラミロンは脂肪を根こそぎ落とす
ユーグレナに含まれているパラミロンという物質は腸内の中性脂肪をごっそり落として体外へ排出してくれます。
プリン体も体外へ輩出
お酒好きには気になるプリン体。痛風の原因にもなるプリン体はおじさんの大敵です。
パラミロンはプリン体も体外へ輩出してくれます。
ただ、ビタミン類も同時に排出するおそれがあるので、採り過ぎは良くないようです。
まとめ
ミドリムシって素晴らしいですね。
ミドリムシをここまで世に広めるきっかけを作った株式会社ユーグレナの出雲社長のインタビューが面白いです。情熱の塊ですね。ミドリのネクタイが眩しいです。
http://hrnabi.com/2015/08/05/8888/