マンガは日本人の心です。
マンガを描かせたら日本人の右に出るものはいません。
なぜなら漢字を使うからです。しかも、ふりがなを使うからです。
漢字は象形文字。つまり「マンガの絵」です。ふりがなは「ふきだし」です。
デフォルメされた人物がセリフをしゃべり、ストーリーを作る。
漢字を柔軟に使いこなす日本人だからこそ、マンガはMANGAとなり得るのです。
マンガはかさ張るなんて言わないで下さい。今はKindleだってあります。
電車で読むならマンガです。寝ながら読むのもマンガです。
目次をタップすると見出しに飛びます
アラサー世代(じゃなくても)、死ぬまでに何度でも読み返したいおすすめマンガ10冊
ドラゴンボール:鳥山明
説明不要の超名作です。
7月からアニメ新シリーズが始まりました。復習も兼ねて一気に読むのもいいもんです。
単行本では白黒だったのがKindleだとカラーになっているのは新鮮ですよ。
鳥山明が描く、人間の身体の動きは本当にすごい。
全国の子ども達がこぞって真似して描いた、描きたくなったのには訳があります。
大人になってから読むとその凄さをより一層堪能できるはず。
スラムダンク:井上雄彦
この漫画でバスケットボールが一気にメジャーになりました。
「あきらめたらそこで試合終了だよ(ですよ・・・?)」(2回出てくる)
をはじめ、名言がめちゃくちゃ多いです。
描かれてるのがわずか数ヶ月ということを忘れさせる濃厚さです。
バガボンド、ペース上がんねえかな・・・。
みどりのマキバオー:つの丸
競馬漫画です。馬がしゃべるという当時としては画期的な設定。
種牡馬は実在の馬のパロディ。
マキバオーは父タマーキン(トニービン)・母父マルゼニスキー(マルゼンスキー)で、実は超良血というのもにくいです。
全体的にふざけているのですが、レースシーンの迫力は素晴らしく、感動します。
直接の続編ではありませんが、地方競馬を舞台にした「たいようのマキバオー」が週プレNEWSで連載中。
じゃじゃ馬グルーミン★UP!:ゆうきまさみ
ちょっとでも競馬が好きな人は是非読んで欲しい作品です。
中山の直線の坂が壁みたいになっていたり、最後の100mで大逆転とか、そういうのはありません。
レースシーンは割りとあっさりめ、でもそこがいいのです。
中心は人。馬はしゃべりません。牧場で働く主人公を中心に、生産者、調教師、騎手といった馬に携わる人間からの視点で描かれています。
登場人物や団体、馬の実物モデルを調べるのも楽しい。
これを読めば、競馬に関する理解が1.5倍深まります。きっと北海道に行きたくなるでしょう。
H2:あだち充
史上最高の高校野球漫画だと思います。
タイトルの意味は2人のヒーローとヒロインです。
随所に出てくる、飄々とした笑い、暑苦しくない試合の描き方が最高です。
登場人物の心情を説明せずに絵で描き切ってしまうところもたまりません。
最後の最後の最後まで、4人の関係とそれぞれの想いってどうだったの?という読者の疑問を引っ張ります。
超名作。
実写ドラマ版では、春香役が石原さとみでした。だからなんだというわけではありませんが。
行け!稲中卓球部:古谷実
何回読んでも笑える漫画といえばこれが一番だと思います。
センスの塊。幸せな気持ちになります。
でもときどき切なくなります。
「前野は一体どこに向かっているのだろう」ふと考えてしまいます。
「僕といっしょ」も面白いです。最近は作風が変わりましたね。
すごいよ!マサルさん:うすた京介
シュールレアリスムとは一体何なのか、小学生時分の私に問いかけてきた作品です。
前半戦が見どころだと思います。
ピンポン:松本大洋
松本大洋作品はどれも素敵ですが、これが一番入り込みやすい気がします。
スポーツ漫画だからこそ、絵、キャラ、ストーリーの良さが余計に際立って感じられると思います。
幽★遊★白書:冨樫義博
少年漫画の王道ストーリーなのですが、なんだかちょっと洒落た風というか、他とは違うぜ感が漂っていたような気がします
人気投票で主人公が1位にならなかったり、最後の戦いの結末とか、ちょっとスカしています。良い意味で。
アニメと原作の違いとか話題になりましたね。
「レベルE」「ハンターハンター」もおすすめです。
ドラえもん:藤子不二雄
これは6巻まで読んでもらえれば良いんじゃないでしょうか。
もっと言えば、6巻だけでも良い。
はじめてのタケコプターの付け方とか、みんなの言葉遣いに違和感を覚えたりして、けっこう楽しめます。
みんなの心の奥にあったはずのドラえもん感、ドラえもん観が蘇ってくるはずです。
そして、6巻。最後。
世界マンガ史上最高の2コマを堪能して下さい。
マンガだからこそ、マンガならでは、マンガ・イズ・マンガです。
まとめ
あまり珍しい作品がないですね・・・。
でもいいんです。少年漫画というのはそういうものです。
語り継がれる名作を何度でも。
そのとき、そのときで、読んだ時の感じ方は変わります。
夏の暑い日にクーラーガンガン。
冬の寒い日にこたつでほっこり。
マンガはいつも貴方のともだちです。