最近、といっても10年ぐらい前から、パソコンのCPUに対してメモリの進化が追いついていません。
CPUはどんどんすごくなるけど、メモリの性能は頭打ちしている。
どういうことかというと、新しくて高性能なCPUを積んだパソコンでも、メモリの容量が小さければあまり意味はないということ。
それはつまり、メモリさえ載せ替えればあなたの古いパソコンはまだまだ高速化出来るということです。しかも、交換はすごく簡単。本体買い替えの前にまずメモリ。迷っている方は絶対にやった方がいいです。
私は普段、Macでブートキャンプを使ってWINDOWSを起動させているのですが、負担が大きいのでしょうか、動きが緩慢で作業の進みが悪く困っていたのです。微妙に遅い、って一番困りますよね。2009年に買った当初からメモリは4GBのままだったので、8GBに増設してみました。
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心配するな。とにかく開けてみよう
パソコンとか、機械にやたら苦手意識がある人はとにかく触るのを恐れます。でも、安心して下さい。そんなに簡単には壊れません。壊れたからといって、あなたも壊れる訳ではないのです。死にはしません。とにかく開けてみましよう。ドライバーでネジを回すだけです。
オススメのドライバーはこちらです。
使いやすいです。100均のでも出来ないことはないのですが、道具は良い物を使いましょう。良いものといったって、この辺の道具は値段もたかが知れています。
私は昔100均のドライバーでMacを開けたのですが、冷却ファンを取り外すためのネジが回らなくて断念しました。
まずはファンを掃除
↓で、開けるとこんな感じ。下が手前。上が奥です。
今回はファンのネジもすんなり。真ん中上が冷却ファン。写真を撮るのを忘れましたが、赤線のところにびっちり埃が詰まっていました。フェルトの緩衝材かと思うくらい、きれいな長方形でしたよ・・・。
この埃のせいで、空気の通り道が完全に塞がれていました。そりゃあうるさいし熱いはず。松岡修造もびっくりです。これをバサッと取り除きます。ついでに綿棒とか、歯ブラシでササッと埃をふっ飛ばします。スプレーとか、ちっちゃい掃除機があるといいかもしれません。私は使いませんでした。
ファンは簡単に分解出来ます。ネジを回すだけ。羽を綺麗にします。これも写真を撮るのを忘れましたがそんなに汚れていませんでした。
メモリ交換は超簡単。ファミコンのカセット交換と同じ。
メモリ交換はわざわざ写真を載せるのをためらうくらい、あっけないです。
赤い矢印の先にあるグレーの部品がバネにみたいになっています。外に動かせばバイーンとなって、固定されているメモリがガチョンと外れます。何を言っているんだと思うかもしれませんが、実際にやればわかります。こんなことをわざわざ言葉で説明しようと躍起になって、人生の貴重な時間を無駄にした私に対して同情するに違いありません。
↓ガチョン。です。
私のMacは2GBのメモリが2枚入っています。これを4GBの2枚、8GBにグレードアップさせてやろうということです。
メモリはこのように刺さっている、というか、ハマっているだけです。グレーのバイーンで押さえつけているだけなのです。ファミコンのカセットという理由がわかっていただけたと思います。
↓外すとこんな感じ。ついでに埃をふっ飛ばしましょう。
装着は、今までと逆のことをするだけです。
私が買ったメモリはこれです。
しっかり動きますから、安心して購入していただけます。
自分のパソコンに合うメモリの選び方
同じMacBookProでも、年代によって、適合するメモリは違います。自分のMacの年代を入れてネットを探せばすぐに見つかると思いますが、参考までに調べ方を紹介ます。大したことありません。
左上のアップルマークをクリックして、「このMacについて」を見れば書いてあります。今、WINDOWSを起動しているのでスクリーンショットが撮れません。いつか載せます。
メモリのところに、
DDR◯の数字が違うと、刺さりません。まるっきり種類が違うということです。SO-DIMMはノートパソコンのメモリです。デスクトップはDIMMとなります。それだけわかってればいいんじゃないでしょうか。大間違いは起こさないはずです。
ちょっと迷うのが、◯◯MHzのところ。微妙に数字が違っても問題ありません。1066と1067はどう違うのか、とか気にしないでOK。
4GBから8GBへ。使ってみた感想。楽々走っている感じ。
あっけないほど、確実に動きました。ひと安心です。
スピードはちょっと早くなったと思います。体感できます。限界速度が上がったというよりも、8割で走るのが前より楽になったという感じです。
試しにChromeで20個ぐらいタブを開いて、TARGETを動かして、FXのチャートを3個開いてみましたが、スムーズでした。ファンも静かなまま。なかなか快適です。ファンの掃除はかなり有効だったと思います。
CPUよりメモリを増やせ
最近、というかここ10年くらい、パソコンのCPUってあまり変わってないらしいです。
変わっているんですけど、我々一般人がちょっと無理するくらいの範囲ではほとんど影響がないらしい。
みんなが「処理速度が遅い」とか言って困っているのは、CPUではなくてメモリを変えることで解決出来ることが多いようです。
CPUの凄さにメモリが追いついて来ないために持て余している。状況がずっと続いているのです。
CPUは頭の良さ。メモリは机のデカさ。ハードディスクは引き出し
使い古された喩えですが、やっぱり一番無難でわかりやすいです。
頭が良い人が、広い机を使って、引き出しにもたくさん道具が入っていれば、良い仕事が出来る。ということですね。
でも、最近のパソコンは頭の良さは頭打ち。引き出しもみんなでかい。そうなると自然と差がつくのは机の広さです。
宇宙開発をするような仕事でなければ、頭の良さはそこまで必要ありませんし、机の上に収まる範囲の道具しかなければ、引き出しの容量もあまり関係ないということです。
最近の仕事は、机の上にたくさん道具を並べないと出来ないものが多いため、頭の良さよりも、机の広さが重要だということなのです。
メモリ増設騒動まとめ
こんなんだったらもっと早くやれば良かったと思いました。メモリの値段って結構動くみたいで、2,3年前より高くなったという話を聞いて躊躇していました。
でも、ちきりんではないですが、割安感とか値頃感で買い物をするのは良くないと痛感しました。本当に必要だったら、しっかり吟味した上で躊躇せず買ってしまうべきです。こういうのは衝動買いとは違うと思います。その方が何かとはかどります。迷っている時間も勿体ないし。
↓私が買ったのはこちら↓
2009年モデルのMacBookPro13インチできちんと動きます。この年代のMacはメモリはMAXで8GB。値段も手頃でした。日々変動するようですが、買うか迷っているうちに時間も過ぎ、作業効率も上がらず、では元も子もありません。さっさとやっちゃいましょう。
今は5万も出せば満足のいくノートパソコンが買えますが、5千円あれば6年前のMacも蘇るのです。
100均チビドライバーしか持っていないなら、買っておいて損はないと思いますよ。想像以上に使いやすいです。