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クサイものはなぜ美味いのか

 2015/06/27      人生

nattou

クサいは美味い。

そう言われてピンときた人は幸せ者だ。

クサいはクサいだと思っている人は、人生の半分を損している。

「嫌いなものを食べないで生きているのだから、何も損していない。」

と考えている人は、スリークォーターである。

納豆、キムチははっきり言って序の口だ。

この本を読めば、わかる。

足の匂い

カナダ人の友達とピザを食った。
ゴルゴンゾーラだ。ブルーチーズ。青カビ。

カナダ人は、
「これって足の匂いだよね」

と言いながら嬉しそうに食べている。

これも序の口だ。
ゴルゴンゾーラはむしろ良い匂いだろう。思い出補正もかかる。

この「くさい食べ物大全」には、ブルーチーズも泣いて逃げ出す、鳥肌が立ちそうなくさい食べ物のくさエリートたちが結集している。

ネットが普及しても、4Kが当たり前になっても、5.1サラウンドでも、ハイレゾでも、匂いばかりは、対峙しない
とわからない。
そういうことになっている。

  • いしる
  • くさや
  • たくあん漬け
  • タガメ醤油
  • などなど

筆者はありとあらゆる言葉を総動員してその「香り」を表現しようと腐心している。

人間は匂いと味を表現するのが下手だ。味覚と嗅覚が弱いからだ。

直接的な、専用の言葉はなく、常に、必ず、比喩表現になってしまう。

なぜクサイのか。しかし、なぜ美味いのか。
感じたことをダイレクトに伝えることは不可能に近い。
不可能だからこそ、著者の挑戦は美しい。