ひゅるりとコケ日記64日目
変わんねー。毎日変わんねー。
変わらないといっても、それはパッと見の話で、本当は変わっています。私が気づいていないだけです。
でも、そこが素敵です。ゲームじゃあるまいし、そう簡単には変わりません。気長に待ちます。
この世に本当はないもの
肛門とか口がどこからどこまでか、明確に区別するのは不可能です。人間の、脊椎動物全般の話です。
「放射状に伸びる灰色のシワが終わるまでが肛門」
「唇が終わるまでが口」
最近の世の中は、これと同じようなことを平気で語る人間がとても多いような気がしています。
肛門も口も機能の名前です。
直線と境界線はこの世にない
初めから区切りなんてないのに、さもあると勘違いしてしまうと話がややこしくなります。
ケンカが勃発したとき、一方は構造の話をして、もう一方は機能の話をし始めると、一生わかり合えないままです。
本当はありもしない境界線に拘る人は意外なほど多いです。半月か1週間もすれば忘れてしまうような、境界線議論。そこに労力を費やすのは無駄感たっぷりです。でも、みんな好きなんですね。面白いから。
人間、できることはやってしまう
イチローがピッチャーをやることがそんなに不満でしょうか。
ヨドバシカメラにカメラ以外の商品が置いてあるのはなぜですか。
ソニー損保がそんなにダメですか。
ありもしない境界線についてガタガタ御託を並べ、他人をコントロールしようするのはとてもバカバカしいことです。
みんな自分の地位を脅かす存在が怖いのでしょうね。
私はこうしてコケを育てていますが、四六時中見ているわけではありません。葉が伸びても、緑に色づいても、最後に見た時との違いで「変わった」と判断しているに過ぎません。もちろん、突然カクっと変化しているのではなく、連続したシームレスな動きがあることはわかっています。わかっているけど、直に見て、感じるのは難しいことです。
まとめ
構造に拘ると、つまらなくなります。なぜなら全部後付だからです。
機能に焦点を当てたほうが建設的です。