店頭に立って服を売っている友人から、お客さんとのコミュニケーションに関してなるほどという話を聞きました。
服屋にて、なにやら物色しているお客さん。
客:「え?いや、まあ・・・」
店員:「・・・。」
客:「・・・。」
という、微妙な問いかけ&釣れない返事。やられたことがある人も多いのではないでしょうか。
何がいけないかというと、店員がお客さんに対して暗に同意を求めているからです。
結果微妙な空気になると、店員も「こっちだって好きで話しかけてるわけじゃないんだ。このやろう!」と心の中で思ってしまう。客は「ただなんとなく見ていただけなんけど・・・。」と構えて反発したくなってしまう。
こんなときは、店員側がもっと素直に自分が思っていることを言ったり、ありのままの事実だけを述べる方が良いことが多いようです。そうすればお客さんに負荷を与えないで済み、良い反応が返ってくる確率が高くなります。
好き勝手に言いたいことを言うパターンの成功例
「これ、すごいお似合いになりそうですね。」←と、私が勝手に思っているだけ
「これ今日から飾るようにしているんですけど、見ていかれる方が多いんですよ。」←ただ事実を述べている
「さっきのお客もこれ見ていったんですよー。目立ちます?これ。」←事実&超簡単な質問
徹頭徹尾、自分が思っていることを独り言のように発信する、あるいは客観的事実だけを正確に伝える。問いかけにしてもイエスかノーが簡単に判断出来るポイントをつくようにする。
たったこれだけで随分反応が違う。とにかく自分の思っていることを素直に言ってしまった方が、お客さんは接しやすいと感じるらしいです。細かいニュアンスとか言葉遣いを間違えると、やっぱり最初のような答えにくい雰囲気になってしまうのでしょうけども。
まとめ
気を遣いまくってこっちの機嫌を伺ってくる人よりも、とにかくカラッとしてて好きなことを言いまくっている人の方が会話しやすかったりしますよね。あれと同じなんじゃないかと思いました。
本当に気が利く人は、相手に「気を遣われている」と思わせないですよね。
文章も似たようなもんだなと思ったって話です。