内村航平選手は19歳のときに、オリンピックで金メダル8個を獲得している加藤澤男さんにこんな言葉をかけられたそうです。
「世界一になる選手は世界一練習をしている」
なるほど、なるほどですね。
卵が先か鶏が先かみたいな話ですし、禅問答のような、ただの言葉遊びのような、格好つけて言えばトートロジーのような感じですが、実に言い得て妙だと思いました。
世界一の存在になるには、世界一の練習をしている存在でなければいけない。
もし世界一になれなかったとしたら、自分がしていた練習は質も量も世界一ではなかった。
世界一になるには、世界一の練習をしていればいい。
だから、今日、今、この瞬間やることは決まってくるよね。ということなのだと思います。
でも、これってものすごく大変ですよ・・・。気が遠くなってしまいますね。
この言葉を言われたときに、「すげえ、そんなの無理だ・・・」とは思わずに、「ああ、そっか」と腑に落ちて、実際に実行に移した内村航平選手は本当に素晴らしいです。
これを読んで、「だから、どうした。」と思う人が大半ではないでしょうか。私も書いていてそう思っています。
でも、そう思っていはいけないのでしょうね。