今日で365日目となりました。1年前、最初に取り上げたハイゴケは完全に干からびてしまい姿をくらませています。
今、ど真ん中で勢力拡大中の個体は後から付け足したやつです。
コケを上手に育てるには、ある程度集団で扱わないと上手くいかない、ということが1年かけて(途中で気づいていたけれど)わかりました。
でも、世の中に初めてコケが生まれて、そこから増えていく段階では集団もクソもなかった訳ですから「はじめの個体」は本当に奇跡です。
と、思うかもしれませんが、実態は違うような気がします。始まりの段階からある程度同時発生だったんじゃないでしょうか。
同時に種を撒くと気持ちが楽
大昔、そこら中に色んなコケが同時に生まれ、環境に適応できたやつだけがその後勢力を拡大したはずです。
ダメだったやつは、さようなら。
それはそれで仕方のない事です。全部が全部上手くいくというのはありえません。
だから、これから何かを始めるなら、同時に複数の種を撒いて色んな可能性を求めた方が精神衛生上良い気がします。
ひとつに固執すると怖い
たったひとつのことに尽力して、それが成功(←自分が決めた意味での)しなかったらがっかりするじゃないですか。失敗なんて当たり前なのに、ひとつしか種を撒いてないとそれが必要以上に大きく見えてしまう。
一人っ子をプロ野球選手に育てようとした場合、散々金と時間を割いても途中で怪我したり嫌になってやめちゃったら残念だし、なんか子どもにも申し訳ない気持ちになるんじゃないでしょうか。人間だったらまだ別にやり直せるし、「頑張った過程に、努力したことに意味がある」とか言えるから良いかもしれませんが、植物の失敗は死です。
植物じゃなくても、仕事とか、大概のことはもう失敗は失敗として終わり。一つの区切りとして一旦終了ですよ。
臆病者は複数手を出して
ひとつしかやっていないと、それが終わったらまた次は一から出直し。めちゃくちゃハートが強い人ならそれでも耐えれられると思いますが、普通の人は違うと思います。
だから、種を撒くなら複数を同時進行です。
そうすれば何かひとつやふたつ失敗しても、それは成功につなげるのためのデータとして受け止められるでしょうし、途中の紆余曲折も「これはあくまでも途中経過だ」と感じやすい。
1つだけやって失敗して「あれはダメだよ。上手くいかない」とか勝手に決めつけるのはなんだかもったいない。後からやってくる人に対しても不親切です。
これから英語を始めようとしている人は、同時に中国語もやったら良いんじゃないの?ってことが言いたいです。あるいは株とか盆栽とか、関係なさそうなことを一緒にやってみる。そのほうが英語が続くと思うんですが、どうでしょうか。
「同時に複数のことをやるのが苦手だ」とか言われると困ってしまいますが・・・
ちょっと抽象的過ぎる
1年間、ひたすら1つの物を撮り続けていると飽きます。飽きました。絶望的です。
同時進行で経過を観察するコケを他にもたくさん用意すれば良かった。
2年目は、もっと色んなコケに手をつけようと思います。明日から、という意味ではありません。そのうちです。