春には花が咲くらしいツメクサに蕾らしきものが出来ていました。
タイミング的にはちょっと早いです。大丈夫でしょうか。
コケには全く変化がありませんが、ツメクサは本当にぐんぐん育ちます。
冬至を過ぎてからが寒さの本番
一年でもっとも日照時間が短くなる日を冬至と言います。2015年は12月22日でした。ここから先は来年の6月に訪れる夏至まで日照時間が長くなる一方です。
でも、1年で一番寒いの1月2月ですよね。不思議だと思ったことはないでしょうか?
考えれば大したことではないのですが、意外と理由を知らない人が多いです。
海のせい
原因は、海です。
地球は、陸地が3割、海7割です。海の方が倍以上あります。だから気温の鍵を握るのは陸地ではなく海です。
知っている人は知っていると思いますが、水の比熱は約4.2(J/g・K)です。この比熱の数字が大きいと「温度変化がしにくい」のです。
4.2というのは、ぶっちぎりの数字です。水はこの世の中で最も頑固で融通が利かない物質なのです。
鉄はだいたい0.43(J/g・K)なので、水は鉄の10倍です。水の温度を1℃上げようとしたら鉄の10倍のエネルギーが必要になります。
鉄が含まれている山なんかよりも、水で出来ている海の方が気温に対する影響は遥かにデカイのです。むしろ比べるなんておこがましいことです。近くの山より遠くの海です。誰も比べていないでしょうけど。
季節の変化には時間がかかる
日照時間が変わるということは、太陽の熱が地球に伝わる量が変わるということです。
でも、地球は水が多いのですぐに熱が伝わりません。地球の表面の温度変化は、日照時間の変化と少しズレて推移していくことになります。
海の温度は、冬至を過ぎてからようやく本格的に下がり始め、夏至を過ぎてからピークへ向けて上がり始めます。
だから冬至の後の方が寒くなるし、夏至の後の方が暖かくなるのです。
アメリカで流行ったものが、少し遅れて日本に上陸し、その後中国や韓国に伝わっていくのと同じです。
僻地ではジャンプの発売日が月曜日ではないことや、ルーズソックスの流行が1年も2年も遅れたことは偶然ではありません。
目の前のことだけを見ていたのでは、先の見通しも立てられないということです。
温暖化とか、異常気象とか言われるものも、本当はもっと大きな単位で考えないといけないのかもしれませんね。
少なくとコンクリートジャングル云々のゲリラ豪雨あれこれというのはあくまでも一部の都市の話であり、国や陸地全体の気温の傾向に関してはそうそう変わるもんではありません。
デカ草とコケの日常
デカイのがだんだん枯れてきていますが、中央からはどんどん新しい葉が生まれてきてます。非常にカオスです。
今のデカ葉っぱの枯れるペースと、新しいチビ葉っぱの成長スピードを考えると来週の半ば辺はすごくみすぼらしい姿になってしまうような気がします。
周囲のコケの発育は立派ですが、肝心のハイゴケは変化がありません。