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コケ日記126。諸行無常、人間は脳で物を見ています。

 2015/11/04      コケ日記, 自然科学

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コケ日記126日目

コケの調子は相変わらず思わしくありません。私の目にはそう見えます。

たったひとつ、右サイドウイングの発展だけが頼みの綱です。

今日のデカプランター

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美しい五角形、綺麗に「108°」です。ドッカンドッカンでかくなっていくのでこちらは毎日観るのが楽しくてたまりません。

ツメクサもばっさばっさと勢力拡大中。勢いがあるのはいいのですが、春の開花の前にやってくる厳しい冬はいったいどうやって超えれば良いものか。悩ましいところです。

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近寄ると、続々と新しい部隊が待ち構えているのがわかります。波状攻撃です。

以前は1つずつ出てきて、十分大きくなってから次のが芽生えていたのですが、今回はもう待ちきれないのか2つがひしめき合っております。

人間は脳で物を見ている

壁の絵を見たままの状態で首を回します。視線は絵に固定されたままで、首の動きは影響を受けません。

首が回った分だけ、眼球が反対方向に動くからです。すごく当たり前のように感じます。人間はそうやって物を見ていると思うでしょう。

ところが、そうではない状況もあります。

机の上にコップとお皿があったとしましょう。首を動かさずに、コップからお皿に視線をずらしてみます。
注目して見ている対象は変わりましたが、背景である机の面は動きません。

視線が動いたのに背景が動かないのは脳の仕業です。世界を、自分が見ているものを停めいてるのは脳なのです。

人間の目ではなく、カメラで見た場合を考えるとよくわかります。カメラの視線をコップからお皿に移すと背景も一緒に動きます。視野全体が動くからです。

網膜のまったく同じ位置に、1mmの千分の一、0.001mm(1マイクロメートル)も動かないように像を映し続けると人間の目では認識できなくなります。不思議ですね。

人間の目が見ているものは全て、本来みんな動いているということです。万物流転、諸行無常とはよく言ったものだと思います。

全く昨日と同じように見えるコケも絶対に違うということです。