スンスンとコケ日記105日目
変わろうが変わるまいが、毎日バッシャバッシャ写真を撮っています。
最初はデジカメを使っていましたが、だんだんアホらしくなってきてiPhoneで撮るようになりました。
その昔、ちょっとの間、写真を撮る仕事をしていたのですが、止まっているものしか撮らなかったので動いているものを撮影するのは気が引けます。
事故現場とか、スポーツ、ライブ写真を撮っているカメラマンはさぞ大変だろうなあ、と勝手に気の毒に思っているのですが、彼らはそれが楽しいのでしょう。
人をかき分けたり、我先にと突進していくあの感じ、私には絶対無理です。
物価が違えば、求められる基準が上がってしまう
窓口が混んでも平気でトロトロしている田舎の役所の人間より、都会のアルバイトの方が絶対よく働きます。いや働かざるを得ません。求められる水準が高いので、自然と仕事力にも差がついてしまいます。
都会のアルバイトは、営業まがいの売り込みをしなきゃいけないとか、コンビニバイトでも家族にお歳暮を買わせるとか、大変過ぎます。気の毒になる。
バイト情報サイトに載っているアルバイトも、普通にオフィスでウンタラカンタラというのがたくさんあります。それ正社員じゃないの?と勘違いしてしまうような仕事がズラっと並んでいます。
過不足なく暮らしていけるだけ稼ぐための仕事の質と量を考えると、田舎では50で済むのに、都会だと100こなさないといけなくなります。
技術的にも、気配りとか気合とか、何から何まで都会の方が大変です。全国に支社があるような会社の仕事で考えるとわかりやすいと思います。
でもそれって必要なのかしら?
田舎は兼業農家とか、漁師とか普通です。オフィスワーク的な仕事をしながら家業もやっている。
はたから見ていると、あのおっさんは何屋なんだろう、という人が多いです。真っ黒に焼けた野性的な公務員とかが普通にいる。
東京の文京区の区役所職員が平日朝と土日に畑をやっているとか、リクルートの社員が実家の薬屋の店番もやっているとか、聞いたことがありません。その分彼らは本業が密で、大変です。
で、その下で働くようなアルバイトがちょうど田舎の普通の仕事ぐらいのレベルになっている。あくまでもざっくりとした大変さの加減ですけど。
どっちがいいのかわかりませんが、世間的な立ち位置を考えると都会のアルバイト、しかもけっこう仕事が出来る人って本当に割に合わないなと思います。
能力があるけど、給料も安いし、立場も弱い。先への見通しも暗い。八方塞がりです。
よきところに収まれば、自分の中での納得も、周囲からの評価も妥当なところへ持っていけるのに、妙に物価が高い、都会に住むことでいろんなチャンスを逃してしまうのはすごく勿体ないことだと思います。
渦中にいると気づかないものですが、傍から見ると、そんな感想を抱きます。
まとめ
激戦区で自分を磨くのも尊いですが、伸び伸びやることの幸せもあります。
本来の目的とはかけ離れた所で苦しい闘いをするのはバカらしいことなんじゃないでしょうか。
そういう意味ではインターネットの世界はフラット過ぎて不気味です。
スピッツの「田舎の生活」
今も好きですけど、初期の作品にも名曲がゴロゴロひしめき合っているのが彼らの凄さです。
この「田舎の生活」が収録されているのは「オーロラになれなかった人のために」という謎すぎるタイトルのミニ・アルバムです。今、ミニアルバムってあるんでしょうか。
この曲、Aメロが5拍子なんですよね。