ジョッとコケ日記104日目
『化石』に見えると言われてしまうほどの白骨感が自慢です。
ハイゴケは、灰色の灰ゴケではなく、這いゴケです。地面を這うように伸びていくことからその名前がつきました。
確かに我が家のコケは這っています。色がついていないだけで這っていることは確か。まだかろうじてアイデンティティを保っていると言えるでしょう。
コケへの注意を逸らし、気を紛らわすためにデカプランターをいじり倒してみました。
環境が整えば、誰でも元気に生きられる
デカプランターに君臨する二大巨塔。
巨人1
巨人2
彼らはなぜか端を好みます。東京の空を旅していた彼らの種がたまたま我が家のベランダに行き着いて、デカプランターに定着。風に飛ばされて端っこで止まったのでしょう。
いつの間にか大きくなりましたが、住所が端であるが故の育ちの限界を見せ始めていました。
ちょっとおせっかいだったかもしれませんが、掘り起こしてデカプランターの中央に引っ越しさせました。身分相応の住まいを与えたかったのです。
抜いてみたらやっぱり長い。わかっちゃいるけどやっぱり根っこは長いもんです。歯を抜いた時の気持ちに似ています。
なかなか抜けないのでおかしいな、と思ってよく見ると、底に敷いてある土拡散防止の布的なものを突き破っていました。
根が切れるのが嫌だったので、布をハサミで切りました。
当然、お察しの通り、作業中は何度も何度も『自分はいったい何をやっているんだろう』という思いに駆られます。
連休最後の夕暮れ時。私は現在暦の上での連休なんて特に関係ないですが、この時ばかりは意識せざるを得ませんでした。
植物は現金でしたたか。まるで水を得た魚。
巨人2なのですが、彼は巨人1よりも『端』である損失が大きく、ずっと首が座っていない赤ちゃんのようでした。
植え替え引っ越し直後はこんな感じで、実ってもいないくせに頭を垂れていました。
それが植え替えて数時間後、私は目を疑いました。
あっという間の出来事です。ちょっと目を離した隙に、この元気さ、現金さ。
『ああ、今まで辛かったんだな』
ちょっと切なくなりました。
まとめ
端っこで苦しむ巨人2に、いくら水をあげても育ちません。場所を変えたら一瞬でこのあり様です。
人間も環境を整えてあげることはとても大切です。
高い、安いではない、自分が安心して伸び伸び快適に行動できる住まいを、環境を作りましよう。
環境整備の労力は惜しむべきではありませんね。
雑草の整備に1時間・・・