長引く不況、デフレ、高齢化社会、給料減、派遣、すきやのストライキ、冷凍庫に入っちゃえ、ドローンを飛ばそう。
若者の「自分さがし」は止まりません。
又吉氏がノミネートされて話題の芥川賞も、昨今の主なテーマは「自分との対話」「自分とは何か」らしいですからね。
なぜ若者は自分を探したがるのでしょう。
メディアが、大人が、ジョンレノンが、槇原敬之とスマップが、余計なことを言うからでしょうか。
自分なんて、いくら探したって見つかりません。
NHKの朝ドラ、まれちゃんだって、子供の頃から堅実に、地道にコツコツという哲学、強い信念を持ちながら、20歳になって突然、今まで気付かなかった自分に戸惑っています。
男子に
「かわいいね」
「おはよう」
と言われるだけでときめく自分。
そんなこともわからなかったのです。
だったら、はじめからそういうもんだと思っていた方がいいんじゃないですか。
いっそ逆に行こう、「自分をなくそう」という方向になれば、案外簡単に見つかるんだと思いますよ。
マイ仏教は現代社会を生き抜くテクニックです
不朽の名作、最強の仏教の入門書です。
マイブーム、ゆるキャラでおなじみの、みうらじゅん先生独自の仏教解釈により、民を救おうという本です。
「人生は苦。世の中は諸行無常。だけど、そこがいいんじゃない!」
と言ってのけています。
幼少時代の「仏像ブーム」に始まり、仏教中学への入学、ロックとアートとの出会いを経て、再度「仏像ブーム」
先生の仏教遍歴を追体験することで、我々は自分の中に眠っていた大和魂を揺さぶられることになります。
仏教は抽象的です。解釈が広い、そこが魅力でもありますが、いささか取っ付きづらい。意味がわからない。
しかし、先生はマイ仏教を通して世知辛い世の中を生き抜くための具体的な智慧を授けてくれます。
マイ仏教 目次抜粋
- 仏さんのコンサートとサイン会
- ウルトラマンと弥勒菩薩
- 通信空手家への道
- 「イマジン」と「イマ寺院」
- 「好き=なりたい」である
- ポジティヴにあきらめる
- 諸法無我=自分なくし
- 地獄ブームと後ろメタファー
- 閻魔大王もIT化
- 「いや、~」「でも、~」と言わない
- 「フグ・カニ・スッポン」というお布施
- 人間けだもの。
- 「何でこの俺が」という禁句
- 小乗的な「自分さがし」と大乗的な「自分なくし」
- 「自分なくし」は生きるテクニック
- 比較三原則
- グレイト余生
どうですか。わくわくしてきましたね。
これでワクワクしたあなたは今すぐ読むべきです。
目次を実践するだけでも今日が明るくなる
「いや、~」「でも、~」と言わない。
「何でこの俺が」
どちらも、自分を押し出したいがために湧き出て来る言葉ですね。
他人に言われてどうですか?腹が立ちませんか?
この2つをやめることが、素敵な人生の第一歩です。
「フグ・カニ・スッポン」というお布施
なぜ、あなたには人がついて来ないのか。
なぜ、あなたの話を誰も聞かないのか。
自分の胸に手を当てて考えてみましょう。
小乗的な「自分さがし」と大乗的な「自分なくし」
プロテスタントとカトリックの対立。
イスラム教の過激派、お隣の国々。
我々が何か違和を覚えるものには、それなりの理由があるのです。
先生の名著たち
フッと心が軽くなる、珠玉の名作ばかりです。
2015年11月発売。新しい作品です。「ない仕事」というのがらしいですよね。
みうらじゅんさんが監修した仏像が買えるのはこちら。雑誌などで、事務所の写真に写り込んでいるのをよく見ますよね。
コラボ制作した蔵王権現ほか、人気の阿修羅像も魅力的です。