こんにちは。北海道出身の私です。
テレビや雑誌、ネットで地域問題、都道府県別あるあるが取り上げられることは多いですね。
北海道はその餌食になりやすい自治体のひとつです。
でも私が声を大にして言いたいことは、
北海道は広いということ。
広いということは、その県民性もひとことでは語れないということです。
上の画像の通り、北海道は広いため、エリアを区切った支庁に分かれています。北海道の中に『県』があると考えて下さい。
例えば、大泉洋さんというタレントがいらっしゃいます。『水曜どうでしょう』で有名です。
彼は札幌の隣の市で育ち、札幌の北海学園という大学に通っていました。つまり、札幌圏内の人間です。
大泉洋は自分が『北海道を背負っている』かのような発言をします。時々。
半分は当たっているでしょう。しかし、半分は外れています。彼が背負っているのは、道央です。
もっと言えば、石狩支庁を背負っているのです。
他の地域ははっきり行って背負い切れていない、引きずっている状態です。
あれほどの大スターでも1人で背負い切るのは無理なのです。
『なまら』は札幌だけ?
北海道の方言といえば『なまら』で異論はないと思います。しかし、実はこれ、あまり使われていません。
しつこいようですが、北海道は広いのです。Wikipediaを見てみましょう。
歴史的背景から、北海道方言は大きく、渡島半島および北海道沿岸部各地の海岸部方言とそれ以外の内陸部方言に分かれる。海岸部方言の中でも漁村で話される言葉は浜言葉と呼ばれる。共通語に近い内陸部方言に対して、海岸部方言、とりわけ浜言葉は北海道の内陸部出身者にとっても聞き取りにくい方言で、若年層の中にはほとんど理解できない者もいる。また北海道自体が広いため、海岸部方言や内陸部方言の内部でも地域や人によって微妙に異なっている。
『なまら』は主に札幌を中心に、しかも若者を中心に使われている、という理解で間違いないと思います。
しかし、札幌市の児童、生徒、学生全員が使うわけではありません。
「超」「ヤバい」「ガチ」
この辺と扱いは一緒でしょう。
使う奴は使うし、使わないやつは使いません。もちろん、広く浅く北海道全域に浸透していることは確かですが。
もし北海道民の知り合いがいるのならば、聞いてみてください。意外と使われていないはずです。
この『なまら』が広く知れ渡っているの原因は、一時的にテレビか何かで使われていた時期があったのだと考えられます。
浜言葉大全
くどいようですが、北海道は広い。
私の出生は渡島半島です。
左下のエメラルドグリーンの地帯です。しかもそのまた更に左下。海を眺めれば青森県は下北半島が見えるような位置です。
上のWikipediaの説明で言うところの海岸部方言を使う民族です。なので、はっきり言って内陸の言葉はよくわかりません。
訛りのキツさで言えば、『海岸>内陸』は明らかであり、海岸の言葉がわかれば内陸の言葉もほぼ全部わかる、という構図が成立しています。
北海道弁をマスターするには(そんな必要ないと思いますが)、段階を踏むよりも一気に海岸から攻めたほうが話が早いです。海岸言葉をマスターすれば、青森、秋田、岩手、新潟、福島、茨城あたりまでカバー出来るはずです。
全部は無理でも、基本的な構造を理解出来るため、応用力も身につきます。
マイケル、ミシェル、ミヒャイル(ミハイル?)みたなもんです。
英語、フランス語、ドイツ語で、同じ意味でも読みが違うあれと一緒です。
ちなみに、ポルトガル語はミゲルです。
私は以前の記事で、青森県出身の俳優松山ケンイチ氏についての記事を書きました。
⇒サルでもわかる青森弁講座
彼の青森弁は、私の地元の言葉と大変似通っており、大いに親しみを覚えます。おまけに学年上同級生でもあり、注目せざるを得ません。
『言葉は同心円上に広がる』というように、北海道南部の人間の言葉が青森県のそれと似通ってしまうのは至極当然のことなのです。
方言じゃない。英語を覚えるなら
日本の中の言葉の違い。そんな小さなことに拘っている場合ではありません。今はグローバル。世界を相手にしないといけない時代です。
「英会話を覚えたいなあ」とか言いながら、結局何もせず10年、20年なんてことになっていませんか?
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