
By: Lennart Tange
働かない働きアリは必要だというニュースを読みました。むかしからよく言われている説は本当だった、的な話です。
勤勉なアリしかしないグループはみんな疲れた時に誰も動けなくなって滅亡しますが、適度にサボるアリがいるグループは、勤勉なアリがバテた時にサボっていたアリが代わりに働きはじめるので集団が長持ちするそうです。
パレートの法則というのもありますよね。組織の中で稼いでいるのは2割の人間だとか、8割の客を相手にするより2割の濃い層に訴えろというやつです。
この働きアリ云々話は、
「普段サボっているやつが、最前線で頑張っているやつがへこたれた時に助けてくれる。だから、集団の中にはダメなやつも必要だよ。」
ということですよね?
それは組織の話だろうが!1人で頑張っているフリーランスはどうすればいいんだ!
って思いません?私はこの話を聞くといつも思います。
一人働きアリの法則
2016年2月現在、私が思っているのは、1人でやっている人は7割で仕事しないといけない、ということです。6割でもいいでしょう。
もっと楽しようぜ。じゃないとピンチのときにどうにもなりません。
自分の中で働きアリエリートと、働きアリ落ちこぼれを用意するのです。
背伸びはせず、6割の力で出来ることだけをなんとなーく引き受けて適当にこなしてやる。いざとなったら落ちこぼれの奮起に期待する。
それぐらいがいいんじゃないでしょうか。だって限界MAXで毎日過ごしていたら、切羽詰まった時にもう後がないんですよ?
能ある鷹は爪を隠すではありませんが、常に最後の手段を残したままで行動する方が余裕もあるし、何かと都合が良いことも多いでしょう。
3割の力で勉強する
いつも6割の力で仕事をしていたらイノベーションは生まれない。とか言われそうです。
でも、3割の力で毎日少しずつ勉強して、新しいことに挑戦していれば1年経ったらそれなりのものになっているはずです。毎日やれば。
9割で頑張っている人は、自分を高めるような、新しい刺激を受ける活動に費やす時間も体力もないでしょう?
そういう人こそ尻すぼみになっていくはずです。勉強でも何でも、余裕がある状態でちょこちょこ毎日やるのが一番ですよ。
「宿題は夏休みの最終日に」とか、いつまで言ってんだという話です。追いつめられてから動くのはやっぱり不健康だと思います。
心が変わればなんとかが変わるではありませんけども、習慣化してしまえば勉強だろうがなんだろうが、3割のちからで出来てしまう。いや、そのうち6割の中に組み込まれてしまいますから、また3割の余裕が生まれます。
素晴らしいですねえ。
デキる人、成功しているフリーランスの一匹狼はきっとこのようにしてやりくりしているはずです。
これを机上の空論と言います。