政治に関心がない人は、ルールに関心がない人です。
政治好きは、選挙に熱中します。
野球やサッカーなど、年がら年中スポーツ観戦に精を出している人と同じです。
アイドルの選挙の順位に一喜一憂する人たちも同じでしょうね。
詳しくなればなるほど、一試合一試合のことよりも、一人ひとりのことよりも、
業界全体を俯瞰し、意見し、考察することが楽しみになっていきます。
政治家は違うと思いますが、スポーツ選手やアイドル個人個人は、目の前のことに一生懸命です。
案外、業界全体がどうなろうと知ったこっちゃない。
観客は離れて観ているから、チームや選手の立ち位置が気になって仕方がない。
応援している人間、チームの地位向上には、
今現在、どこにいるか、という問題が、すごく重要になります。
ありとあらゆる策を講じて、よりよい立ち位置を求めて行動しなければなりません。
結局、政治とスポーツというのは何が面白いのか。
人為的なおもしろさ
これは「人為的な面白さ」であると言えます。
マーケット、と言われるものも、同じです。
勝手に作られたルールがあり、その中で勝ったとか、負けたとか騒いでいます。
ルールが変われば、それまでです。
政治は、ルール違反がどうのこうのという話題が絶えません。
何十年も、何百年も延々とやっています。
正しいルールを作れば、世の中は今よりも上手くいく、素敵になる。そう信じられています。
自然のルールはひとつ
対して自然は、ルールが一貫しています。
あるいは、ルールがないのがルールです。
そこに心の平穏を感じる人は、人為的な世界には馴染めないかもしれません。
植物が、太陽に向かって花を開くことは当たり前ですが、
衛星放送は、アンテナの角度を調整しないと観られませんが、上手くいけば凄く綺麗になります。
ミリ単位の角度の調節に熱中してしまう人は意外と多いのです。
変わると思っている人と、変わらないと思っている人
人為的な世界のルールの最たるものは、お金と権力です。
いつの間にか大衆は動かされいてる。
他人を思い通りにしようとする頭の良い人達が勝手に作ったルールの上で、動かされているのです。
ルールが変われば、権力者も変わります。
中国がそうですよね。何千年の歴史と言いますが、その都度権力者は変わり、ルールも変わっている。
そういう世界で生きている人と、紀元前から続く日本とでは考え方が違うのも無理もないように思います。
ルールが変わるのが当たり前で、その都度戦略を練ることになれている人間。
ルールはひとつ、変わることのない一本道だと思っている人間。
あなたはどっちですか。
そうですか。
変化について行くのは大変です。
でも変化についてくことに快感を覚える人もいる、ということです。