カリブ海に浮かぶアメリカの自治領、プエルトリコがデフォルト危機。危機というかほぼ確実らしいです。アメリカが見放している模様。なんで?おいおい助けてやれよ、という話です。
ギリシャの報道に隠れていましたが、けっこう前から危なかったのです。
7月にもニュースになっていましたが、ギリシャの大騒ぎのせいですっかり影に隠れていました。ニュースってこういうところが厄介ですよね。その分野に詳しい人、生き死にがかかっている人はしっかり全部把握していますけど、ちょっとでも疎い人は完全ノーマークですよ。
プエルトリコってどこよ?
ここです。
は?
ちっちゃ!!
面積は9,104Km²。四国が18,800km²なので約半分。イケダハヤトさんが縦横無尽に駆け回っている高知県の7,105km²よりちょっとデカイくらいです。
プエルトリコは自治領です。
プエルトリコ自治連邦区。
プエルトリコ(Puerto Rico[注 1])は、カリブ海北東に位置するアメリカ合衆国の自治的・未編入領域であり、コモンウェルスという政治的地位にある。プエルトリコ本島、ビエケス島、クレブラ島、ドミニカ共和国との間のモナ海峡にあるモナ島などから構成される。ヴァージン海峡を隔てて東にヴァージン諸島が、モナ海峡を隔てて西にドミニカ共和国が存在する。主都はサン・フアン。
ウィキペディア
そうです。国ではありません。アメリカと持ちつ持たれつというやつです。
人口は3,674,209人。高知県が約730,000人ですから、桁外れの人口密度ですよ!
なんでデフォルトなの?
外資系の企業を優遇してどんどん来てもらっていたのですが、リーマンショックやらなんやらやっているうちに優遇をやめちゃったのですね。そしたら企業がいなくなっちゃったのです。
追い打ちをかけるように石油の値段が上がりまして、なにしろ島国ですからね、いや国じゃない、島なので、石油問題は日本と同じで深刻です。
THE ENDということなのです。7月中にも、というかここ1−2年ヤバイぞヤバイぞ、という状況だったのですが、8月1日までに払わなきゃいけないかった分が追いつかず、ついにギブアップ。「借金72億円、無理です」という宣言が出ました。本当は全部で9兆円あるんですけど・・・
どこまで影響があるの?
なにしろここで問題なのは、プエルトリコの債権をアメリカが持っているということです。
ヤバイのです。相当に。
ギリシャはEUが必死こいて尻拭いをしようと躍起になっていますが、アメリカはプエルトリコを助ける気がないらしいです。不思議ですけど。私も理由まではわかりません。
市場は得意の折り込み済みらしいですが、怖いですね・・・。
まとめ
とにかくヤバイのです。
プエルトリコに幸あれ。
ジャパンも油断はしていられないのです。文句ばっかり言ってないで、右も左も、じじいも子供も、マネタイズしていかないといけないのです。