
By: David Short
ダンゴムシとワラジムシの違い。
知ってるよ。丸くなるか、丸くならないかでしょ?
そう思いませんでした?
そう、確かにそこは違いますよね。
彼らの体の構造の違いは以下のサイトに詳しく書かれています。
動物プロダクション有限会社サイエンスファクトリー
ダンゴムシは丸くなることが出来るのに、ワラジムシは丸くなることが出来ないのはなぜでしょうか??
驚きました。実は、ダンゴムシは丸まっているのではなく、伸びているのです。
ダンゴムシの場合、普段重なっている皮一枚一枚を広げることで丸くなる。一方、ワラジムシはひたすら丸くなる、すなわち縮こまろうとするから丸くなれない。
意味がわからないでしょうか。
背中が伸びれば、丸くなれる
腹の方に余裕があるのではなく、背中の方に余裕があるんですね。
ワラジムシには初めから余裕がないので丸くなれるはずがありません。
丸くなるという点において、ダンゴムシとワラジムシは構造上決定的な違いがあるということです。
前屈が出来ない原因は腹が出ているからではありません。前に倒れようとしても腹が突っかかるから無理、なのではなく、骨盤がきちんと前傾しているかどうかが大切なのです。
それは、ラダーフレームのランクルとビルトインラダーフレームモノコックのレンジローバーでは、外面は対して変わらなくても悪路走破性に雲泥の差が生じるのと同じです。
屈強な骨組みと駆動部のしなやかな構造が生み出す感動的な躍動。上に乗っかるボディや脂肪はどうだって良いのです。
エメリヤーエンコ・ヒョードル選手を見て下さい。腹が出ています。なのに人類60億人の中で最強と言われるほどの素晴らしい身体能力を持っていますね。もちろん、体はとても柔らかくて靭やか。
逆に、イナバウアーで有名な荒川静香さんは前屈しても両手を地面につけることが出来ません。Y字バランスが出来るほど体が柔らかいのに、前に倒れるのは苦手。不思議ですね。
人間なんでも出来ると思ったら大間違いです。みんな苦手なものもあれば得意なものもある。そうやって世の中回っています。
まとめ
遠くから見ただけはわからない違い。しかし、近くに行って見てみれば一目瞭然です。
では、その違いは何のため?
間違っていてもいいから仮説を立てて検証した風を装って、最後は考えをまとめれば立派な自由研究になります。
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