私はパクチー(コリアンダー)が苦手です。
生春巻きとか、トムヤムクンにちょっと入っているのならば、かまわず食ってしまいます。でも、そのものずばりをガバっと食うのは気が引けます。
カメムシの臭いがします。匂い、じゃなくて臭いがします。
でも、いつかは仲良くなりたい。いつまでも子供みたいなことを言ってられません。いつか食わず嫌い王決定戦に出た時に、嫌いな食べ物をパクチーに設定するのは嫌なのです。
パクチーが好きな人のことを「パクチスト」っていうらしいですよ・・・
パク・チソンみたいですね・・・
こわいですねえ・・・
ホリエモンが池谷裕二先生と対談しています。パクチーの謎が解けました。
⇛「人は五感に加え 『地磁気』感覚も身につけられる」 東京大学教授・池谷裕二が語る 「脳」と「感覚」の最先端 前編2/2
パクチーがダメな原因は、子供舌ではない
私はパクチーにカメムシを感じています。
それは思い込み、だからいつか克服出来る。そう思って、時々挑戦しているのですが、いまだ和解出来ずにいます。
自分の子供舌を恨む日々が続いていたのですが、誤解が解けました。
池谷教授によると、
カメムシの臭さと、パクチーの匂いは、本来違う物質なのですが、遺伝子の変化によって、その物質を同じ匂いとして受容してしまう。
らしいです。
カメムシは排泄物系の臭いを持っています。少なくとも私はそう感じています。
パクチーとカメムシをきちんと区別出来ている人は、「パクチーは爽やかで清涼感のある野菜」だと思っているらしいですね。
信じられません。
ホリエモンは清涼派だそうです。羨ましい・・・。
遺伝子のせいなら、もう食べられない?
パクチーが苦手な原因が遺伝子であるならば、私はもう一生食べられない。
かと思いきや、そうでもないようです。
なぜなら、池谷教授もパクチーにカメムシを感じる遺伝子の持ち主なのです。
教授は、
「パクチーは臭い。でも納豆も臭いだろう?鮒寿司だってそう。あれと同じだ。」
という理屈でパクチーが好きなんだそう。
清涼感は微塵も感じないけど、パクチーは好きなのです。
なるほど。
私もそっちの方向で攻めればいつか仲良くなれるかも。
あれ?最初に考えていたのと同じじゃないですか・・・。
池谷裕二先生の本
中高生との対談形式なので、とてもわかりやすい。
一度読めば脳の虜になるはず。ハマりますよ。
糸井重里氏との対談。これも一般人的感覚から読めるのでおすすめです。