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三菱地所の「日本一の超高層ビル」は本当に必要? | 趣深い.com

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三菱地所の「日本一の超高層ビル」は本当に必要?

 2015/09/15      社会, 経済

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それまで日本一の高さだった横浜ランドマークタワー(296m)を、大阪のあべのハルカス(300m)が抜いたのが2014年の3月。

さらに上をいく390mのビルが東京に作られます。場所はJR東京駅の日本橋口前に広がる常盤橋街区完成は2027年。作るのは三菱地所。この「日本一」を含めて四つのビルを建設する、らしいです。

これって本当に必要なんですかね。渋谷のヒカリエもそうですけど、この手の建物に騒ぐ人も随分減った気がします。各企業もかっこつけて都心の一等地に本社を構えようという感じじゃなくなってきているし。

企業も建物もデカけりゃいいってもんじゃない

三菱地所は横浜ランドマークタワー建てた時に、賃料の回収なんかが上手くいかず、1000億を超える損失処理をしました。バカデカイ建物って採算が取りづらいから、みんな勇み足になってしまう。国立競技場もそうです。

この三菱地所の日本一のビルが建つ周辺は激戦区で、三井不動産が2021年、東京建物が2024年に完成予定のビルを建設します。三菱地所のビルが完成するのは2027年だから、先にテナントを取られたらたまったもんじゃないのです。

2020年の東京オリンピックが終われば、景気が後退するのは目に見えているし、ただでさえ景気なんてどうなるかわかりません。家賃が高い一等地の巨大なビルに入るテナントなんて、そんな馬鹿みたいに多くないでしょう。どうするんですかね。

デカイ、高いに向かうのって、逆じゃね?

ビルが完成するの12年後です。先のことはわかりませんよね。そのとき日本がどうなっているかなんて想像もつきません。

今、賢い人達はどんどん小さくてフットワークが軽い商売に走っているような気がします。よくわからない未来にも対応できるようにそういう形を選んでいるのだと思います。

地方に拠点を構える人とか、小さい集団で出来る仕事をたくさん作るとか、なんかそんな感じ。

この流れがそのまま進むのであれば、大きな組織が大きな建物に収まろうとするのは逆です。

大きな箱が出来ること自体は良いと思います。使う人が使えば魅力的な場所になるでしょう。でも、そこの家賃が馬鹿みたいに不当に高いなら無理して使いませんよね。

とはいえ、ゼネコンやらデベロッパーやらというのは、とにかくガンガン建てて売らなきゃ成り立ちませんからね。同時に有効活用の道を模索しながら進むのでしょう。大変そうですけど。

そっちの1位はいらない

一番高い、デカイに向かうのはもうやめた方がいいですよね。スカイツリーのときだって、「もうドバイあるし」って感じでした。それこそ2位じゃダメなんですかと言われてしまいます。

測ることが出来る1位を目指すのって、絶対どっかで無理が出てきますよね。技術の凄さを示すのには、今はもっと違う方向もあるはずです。

超高層ビルなんて、移動の手間を考えたら本当に面倒くさいですよ。9時出社だったら、8時45分にはエレベーターに乗らないとダメでしょう?たとえ超高速でも、時間通りに乗れるかわかんないじゃないですか。

まとめ

このCMの曲、最後が上がりきらなくて気持ち悪いです。気になる・・・それが狙いなのかもしれません。