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キリンのユーリン・テイスティング。池田清彦教授がホンマでっかな動物の不思議を解説③ | 趣深い.com

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キリンのユーリン・テイスティング。池田清彦教授がホンマでっかな動物の不思議を解説③

 2015/08/20      TV, 動物, 自然科学

Hungry Giraffe

キリンって見る度に思っているより首が長くて、胴が短いくて、背中のコブ(き甲)がぼっこりしてます。

池田清彦教授が子どもたち動物園に行って愉快な解説をしています。

パンダ編はこちら

シマウマ編はこちら

フラミンゴ編はこちら

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キリンのユーリン・テイスティング

キリンのオスはメスを巡り、首をぶつけあって喧嘩します。めっちゃくちゃだおだおしてます。

これが観ているとちょっと間抜けですが、首の骨が折れて死んでしまったり、結構ハードです。

勝ったオスは見事交尾権を獲得するんですが、メスのおしっこを舐めて発情しているかどうか確かめます。

これをユーリン・テイスティングと言います。

urine:尿です。

油淋鶏のソースをユーリンソースと言います。これ以上はやめておきましょう。
http://cookpad.com/search/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B9

動物は無駄なことをしない

キリンのオスはユーリン・テイスティングをし、鼻と奥辺りにあるフェロモンチェック器官でメスが発情しているかどうか調べます。

どんな情景か、というのはご想像にお任せします。

オスはテイスティングをし、メスが発情していないと見るやいなや、おさらばです。何もしません。

動物は無駄なことをしないのですね。人間である自分の愚かさを痛感します。

ちなみに人間はキスで無意識に相手との相性を感じているらしいですよ。そんなこと考えもしなかったという人は少なくなのではないでしょうか。

giraffe

長っ!キリンは英語でジラフ(giraffe)といいます。

キリンは首も長いが脚も長い

キリンは脚も長いです。もしこれで首が短かったら水を飲む時にしゃがまないといけません。

しゃがんでしまうと、敵に襲われた時にすぐ逃げられませんね。

安心して水を飲むためにも首の長さは必要なのです。

giraffe2

キリンの首というと、つい高い木の葉を食べるために伸びたという方向に話が行きがちですが、下も重要です。首が長い動物は脚も自然と長い。生き物の身体は上手にバランスを取っているんですね。

キリンの首も、人間の首も骨の数は7個

キリンだろうが、人間だろうが、クジラだろうが、哺乳類の首の骨の数は7です。

キリンはひとつひとつの骨がめちゃくちゃ長いのです。だからギクシャクして見えるんです。逆にヘビは骨の数がめちゃくちゃ多いのであんなにニョロニョロスムーズに蛇行出来るのです。

まとめ

キリンは恐らく、万年肩こりでしょう。上を向いては草を食い、下を向いては水を飲む。大変です。

人間のあなたも、スマホ中毒のストレートネックに注意して下さい。

合わせてどうぞ池田清彦教授の動物解説シリーズ
指が7本!?パンダ編

なぜ縞模様なのか。シマウマ編

膝じゃねえ「かかと」だよ。フラミンゴ編

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