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コケの成長を眺めて暮らしています

星野リゾートが喫煙者排除。「採用しません」おかしいよね?

 2015/06/30      人生, 社会, 経済

こんなことを言っている企業に良いリゾートを提供できるとは思えません。

「大変申し訳ございませんが、星野リゾートグループでは喫煙者は採用いたしておりません。」
http://recruit.hoshinoresort.com/tobacco/

星野リゾートの採用ページを見ると、上のように書いてあります。

タバコ論争は始まって久しいですが、放っておくと禁煙勢力がどんどん大きくなるのは間違いないでしょう。
テレビドラマでも喫煙シーンはほとんどなくなりました。映画だとバンバン出てくるんですけどね。
JTもタバコを吸わせたいのか吸わせたくないのかよくわからないCMを流しています。

私は喫煙者です。お酒も飲みます。だから、喫煙者寄りの意見を持っています。

タバコ問題は、喫煙者と嫌煙者が殺人犯と被害者のように語られることに強い違和感を覚えます。これは特におかしい。

せいぜい、「部屋の温度調節は、暑がりの人に合わせるべきか、寒がりの人に合わせるべきか」
と同じぐらいの感覚で考えるべき問題だと思っています。

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禁煙によって高まる!3つの競争力

星野リゾートによれば、社員の禁煙が以下の3つの競争力を高めるそうです。

  • 1.作業効率
  • 2.施設効率
  • 3.職場環境

すごいですね。私には理解できません。
2,3って同じじゃないですか?3つにするために分けただけ?と思ったり。

人間には、理解できない壁がありますが、突破するために考えてみます。

1.作業効率

喫煙者は血液中のニコチン含有量の減少により集中力を維持することができなくなります。 私のホテル業界での経験の中で、スタッフの集中力を維持させるため、勤務時間中に喫煙をさせる対応を行っているケースを何度も見てきました。これはスタッフ本人の能力の問題ではなく、中毒症状という病理的な原因によるものであり、結果的に社員の潜在能力を低下させています。

・「潜在能力」ときました。怖いですね。
本人の能力の問題ではなく、中毒症状という病理的な原因?
人の能力の定義が私はわからないので、ここで言われていることの意味がわかりません。

勤務時間中に遊ぶな、休むな、というのは近道のようで遠回りです。

私の経験上、タバコを吸わない奴はメリハリがありません。
ずっと一生懸命やっているように見せかけて、うっすら手抜き時間が断続的に現れます。
そんなやつが仕切り始めると、周囲の人間は疲れます。

出来る人は、休み休みやらないとどうにもならない人間の気持ちがわからないんです。
それをタバコのせいにしたり、お菓子のせいにしたり。
そうだ。タバコもだめならお菓子も禁止にして欲しいですね。

2.施設効率

健康増進法の施行により、企業内の職場では分煙環境が必要になってきております。しかし、リゾート事業においては、少しでもスペースがあるなら顧客へのサービスに当てるべきです。
採算性の理由から厨房や作業用のバックスペースも節約している時に、社員の喫煙場所に投資するのは利益を圧迫することになります。

・キツキツカツカツで利益を捻り出そうとしている会社のようです。

従業員が安心して働けるスペースの確保というのはとても大切だと思います。
狭い厨房で作った料理は、狭い厨房で作った料理になります。
私だったら従業員の方が窮屈な思いをしているホテルにお世話になるのは気が引けて嫌です。

利益を圧迫とか言って、一部の人しか使わない福利厚生施設を無駄に用意するのと同じですよね。

3.職場環境

喫煙習慣のある社員には喫煙のための場所が設置され、より頻繁に休憩が認められるということは、喫煙習慣のない社員から見ると不公平に感じる問題です。
「なぜニコチン中毒の社員だけを企業は優遇するのか」とアルコール中毒の社員が主張したら、従業員食堂の横に社員用のバーを設置するのでしょうか。ニコチンが切れて集中できないという状況は、アルコールが切れて手が震えるという状況と差はありません。
全員が喫煙習慣のない社員で構成するA社と、全員が喫煙習慣のある社員で構成するB社が競争すると、B社は最初から不利な環境に置かれます。人口が減少に転じ、本格的な淘汰の時代に突入し、企業が厳しい競争環境にさらされている時に、わざわざ最初から不利な環境を受け入れるべきではなく、星野リゾートグループはA社を目指すことで自らを防衛する必要があります。星野リゾートグループは、顧客にご満足いただき、効率的な運営をすることで競争力を身につけようとしている発展途中の組織です。その構成員である社員の皆さんには、私たちの組織がより有利に戦えるようご協力いただきたいと思っております。

・2と大して変わらないことを言っています。
公平、不公平の話って終わりがないし、下手に持ち出さないほうがいいと思います。

タバコを吸う人を悪者扱いしている会社のサービスを利用したいとは思いません。どうせなら花粉症、他ハウスダストアレルギー持ちの従業員も排除して欲しいですね。私は花粉症ですが、タバコを吸うことよりも花粉症であることの方がよっぽど仕事の能率を下げます。

タバコを吸う人の気持ちがわからない人間だけで構成される会社がホテルやらリゾートやらと言うのも気持ち悪いと思います。馬券を買えない人間が運営しているJRAを見ていればよくわかるんじゃないでしょうか。

まとめ

私達はこういう考えでやりますよ。というただの宣言だと思えば、それだけのことです。

採用しないというだけで、日本から出て行けと言っている訳ではありません。

でもやっぱり、なんか気持ち悪いと思います。原理主義は新興宗教の始まりです。
HPの「組織と文化」に載っている集合写真がそれを如実に表しています。

養老孟司先生の言葉ではありませんが、喫煙者も嫌煙者も、トムとジェリーのようにお互い元気に末永くケンカしているのがいいんじゃないでしょうか。

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