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コケの成長を眺めて暮らしています

又吉作品と芥川賞作品全て(ジャケ買い用)

 2015/07/16     

ピース又吉直樹先生が芥川龍之介賞を受賞されました。
お笑い芸人としては史上初の快挙ということになります。凄い!!

読めば納得というか、何も知らされずに読んだら普通におもしろいので、何も不思議なことはないんですが・・・
イメージに惑わされてはいけません。百聞はなんとかです。

とにかく、おめでとうございます!!!

相方:綾部さんは、
「先生、これで本格的にアシスタントになる覚悟が出来ました」
とのことです。

受賞作品 火花

「世の中の流れを読んで立ち回れる人もいればそうできん人もいる。この世界で、主役って、ほんまに売れた奴だけなん?って思うんです。今の僕から見た人間を丁寧に描きたかった」

『火花』執筆の原動力

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150716/k10010154021000.html?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter

↓↓インタビューより。

いつもテレビで太宰好きとか勝手なことを言うて、すごくたまに申し訳ない気持ちになって。テレビで勝手に言ったときはちゃんと(太宰の墓がある)三鷹にお墓参りにいくようにはしています。今月はもう2回か3回くらい行ったんですけれど。

ジャッキーチェンの映画を見た翌日に階段を走りながら駆け上がりたい衝動に駆られるときってあるじゃないですか。あの感じ。ちょうど西加奈子さんの「サラバ!」を読んで、無敵になったような気持ちが沸いてきてそれで書けたというのはあります。




そして受賞者はもうひとりいます。

羽田圭介「スクラップ・アンド・ビルド」


こちらに載ってます。
過去に、芥川賞候補にあがったこともあったのですが、今回ついに受賞となりました。


おめでとうございます。

そのほかのノミネート作品(作品掲載雑誌)

「ΜとΣ」内村薫風

「夏の裁断」島本理生

「朝顔の日」高橋弘希

「ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス」滝口悠生

又吉直樹作品まとめ

第2図書係補佐


作品紹介をしながら自分を語るエッセイです。
書評ではなく、又吉先生の読書観を知る、という感じ。「教団X」の中村文則さんとの対談も収録。

東京百景


東京で出会ったこと、妄想、随筆。
ファンの間でも評判が高い1冊。
先生の文章の巧みさを堪能できます。

カキフライが無いなら来なかった


俳句の本です。

芸人と俳人

まさかジープで来るとは

新・四字熟語

ダ・ヴィンチ 又吉特集

又吉先生が愛する本

太宰治

芥川龍之介

読書芸人に出てきた本も

http://omomukibukai.com/ametalk/
http://omomukibukai.com/ametalk1/
http://omomukibukai.com/ametalk3/

芥川賞は純文学、直木賞は大衆文学

芥川賞は純文学作品、直木賞は大衆文学作品に贈られる、と言いますが、何が違うんでしょう。

純文学は芸術性

大衆文学に対して、学術、娯楽、商業的な要素よりも芸術性を重視した作品です。
芥川賞は自分探しが王道のテーマとか言われているぐらいですからね。
自己と向き合う、内面から湧き出るもの。

大衆文学に比べれば、なんかむずかしいなあ、という印象になってしまうのは避けられません。

大衆文学は文芸小説

ライトノベルとか時代小説とか、ミステリー。要は軽いやつですよね。

今年の直木賞は東山彰良氏の「流(りゅう)」

読む側は気にしない。書く人は・・・

純文学だろうが、大衆文学だろうが、読む側にとっては、あまり意味のない区別です。

ニコニコ大百科にはこんな風に書いています。

(日本語の)小説というジャンルでは、文学界(文壇というやつです)が文学を語るために「純文学」という世界と物差しを用意した一方で、それとは異なる評価軸の中で大衆小説が大衆小説として栄えすぎてしまったので、未だに時々「この作品は純文学というには通俗的すぎるしあっち(大衆小説)の作品と見なすべきだ」「あの人は傑出した純文学作家だね」みたいな話もされたりするわけである。

要は評価する側の問題ですね。

太宰治、芥川賞の落選

私は憤怒に燃えた。幾夜も寝苦しい思ひをした。小鳥を飼ひ、舞踏を見るのがそんなに立派な生活なのか。刺す。さうも思つた。大悪党だと思つた。そのうちに、ふとあなたの私に対するネルリのやうな、ひねこびた熱い強烈な愛情をずつと奥底に感じた。ちがふ。ちがふと首をふつたが、その、冷く装うてはゐるが、ドストエフスキイふうのはげしく錯乱したあなたの愛情が私のからだをかつかつとほてらせた。さうして、それはあなたにはなんにも気づかぬことだ。ただ私は残念なのだ。川端康成のさりげなささうに装つて、装ひ切れなかつた嘘が、残念でならないのだ。
「川端康成へ」(文藝通信 1935年10月号に掲載)

又吉先生が敬愛する太宰治。太宰でも獲れなかった賞を又吉先生はついに獲ってしまいました。
賞が全てではありませんが、ここは無理やりドラマを感じて、感慨に浸りましょう。

芥川賞受賞作品 全部まとめ

又吉先生の芥川賞受賞は芸人初の快挙でした。
過去には、ミュージシャンの町田康が「きれぎれ」、辻仁成が「海峡の光」で受賞しています。
たとえ純粋な小説家でなくとも作品さえ良ければ評価されるのです。


中には、芥川賞作品はつまらないとか、商業主義だという人もいますが、
「新人or無名作家」で「自ら応募することも出来ない」ため、芥川賞受賞というのは凄いことなのです。

芥川賞作家は後も活躍する人が多いです。
偉大なバンドのファーストアルバムを楽しむような気持ちで読んでみるのもいいと思いますよ。

以下、芥川龍之介賞受賞作品全部です。
ページがやたら重くなるので分けました。

http://omomukibukai.com/akutagawa1/
http://omomukibukai.com/akutagawa2/
http://omomukibukai.com/akutagawa3/