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コケの成長を眺めて暮らしています

偉大なロックバンドのファーストアルバム8

 2015/07/22      音楽

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音楽のストリーミング配信が当たり前になり、アルバム単位で聴くという行為がもはや廃れてしまっている気がします。
でも、やっぱりアルバムでしょう。

少なくとも、ストリーミング配信時代以前、アルバムというパッケージが一般化された時代以降の音楽はアルバムで聴くのが一番です。

作っている人間がアルバムを作ろうと思って作っているのですから。
まさか予告編だけで、その映画の良さを理解するのは不可能ですよね。それと同じなのです。

ファースト・アルバムに初期衝動が詰まっています。
こなれてもいない、飽きてもいない、やる気と希望に満ちた若かりし頃の偉人の音楽に触れてみましょう。

偉大なバンドのファーストアルバム

THE BEATLES 「Please Please Me」


ビートルズのファーストアルバム。っていうかこれから紹介するのは全部ファーストアルバムなんですけど。

わずか1日で録ったアルバムです。
ほぼ全ての曲が一発録り。マイク2本、歌と演奏の同時録音です。
それでこの音です。素晴らしい。

今の録音、音響技術っていったい何なの、って思います。
出来ないのか、やらないのか。機材の進歩は必ずしも良いことばかりではありません。
使いようでです。

ジョンレノンは、これが一番生々しいと言っています。その通りだと思います。

The Rolling Stones 「The Rolling Stones」


帯が邪魔です。
rollingstones
UK版は、デビュー作なのに、ジャケットにバンド名が書いてありません(笑)
US版は、「England’s Newest Hit Makers」というタイトルがついて、ジャケットにバンド名も入ります。

UK版とUS版で曲順、曲目が違います・・・。しかも前半4曲(笑)
だいぶ印象違うと思うんですけど、どうしてそんなことしたのでしょう。
USの1曲目が、アメリカ出だしたシングルなんですね。それを最初に持ってくる作戦だったということです。

<曲順>

UK US
1.Route66 1.NotFadeAway
2.IJustWantToMakeLoveToYou 2.Route66
3.HonestIDo 3.IJustWantToMakeLoveToYou
4.Mona(INeedYouBaby) 4.HonestIDo
5.NowI’veGotAWitness 5.NowI’veGotAWitness
6.LittleByLittle 6.LittleByLittle
7.I’mAKingBee 7.I’mAKingBee
8.Carol 8.Carol
9.TellMe 9.TellMe
10.CanIGetAWitness 10.CanIGetAWitness
11.YouCanMakeItIfYouTry 11.YouCanMakeItIfYouTry
12.WalkingTheDog 12.WalkingTheDog

9曲目「tell me」は、唯一のオリジナル。これのUKとUSでは中身が微妙に違うっていう・・・ファン泣かせですね。これはUKヴァージョン。

yardbirds 「five live」


エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジが所属していたという恐ろしいバンドです。
3人揃っていた時代はないんですけど。
デビュー作がライブ盤。クラプトンが「スローハンド」と紹介されます。指があんま動いてないように見えるのに速弾きしているというのがその由来です。

全部カバーです。ギターの音がペッキョペキョ。でも、それが良いのです。

ズギュンと刺さります。

Led Zeppelin 「Ⅰ」


ハード、ヘヴィと思われがちですが、そんなことはなく、鋭利で軽快。ギターもそんなに歪んでないし。
結構隙間を活かした巧妙な曲が多いです。そのためにまだモノラル全盛の時代にステレオで録音したくらいなのです。

私はドラムのジョン・ボーナムがとても好きです。太鼓の中に埃が入ってんじゃないかという、ドスッ(煙)、バスッ(煙)という音が格好良いです。

戦車じゃなくて、ジープの上にミサイル積んで爆走しているような、そういう軽さと恐ろしさを感じます。

The Who 「My Generation」


風車のように腕を振り回し、カールコードも千切れんばかりにジャンプするギター、ピート・タウンゼント。
乱れ打ち、あばれ太鼓のキース・ムーン。腕からヒラヒラ、実は164㎝しかないロジャー・ダルトリー。寡黙だけどめちゃくちゃ速弾きしてるジョン・エントウィッスル。
ライブで、ドラムやアンプをぶっ壊す元祖です。

ツェッペリンは車ですけど、こっちは爆竹ベスパですね。映画の見過ぎです。

The Velvet Underground 「The Velvet Underground & Nico」


アンディー・ウォーホールのバナナが有名ですね。
ルー・リードの声が格好良い。売れてないんですけど、これを聴いた人がみんなミュージシャンになっているというすごいアルバム。
サイケデリックです。

これは浮き輪で靄のかかった湖を・・・

The Doors「The Doors」


邦題が、「ハートに火をつけて」です。
サイケデリックでノってます。そして、粋でオシャレです。
ガツっと始まって、最後はTHE ENDでドロりと終わる。とてもドラマチック。
ファーストとは思えない濃さ、深さ。フレッシュさの欠片もありません。不朽の名作です。

ファーストも良いですが、こちらもおすすめです。

Dr.Feelgood 「Down By The Jetty」


ギターのウィルコ・ジョンソンはピックを使わずに弾いてます。それでこの音です。
数年前、命の危機に晒されましたが見事復活。いまだ現役。
鋭いです。切れてます。いかれています。

日本に多大な影響を与えたバンド。
シーナ&ザ・ロケッツとか、ルースターズ、ブルーハーツとか、・・・とか。

Dr.Feelgoodといったら、こちらもセットなのです。