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ドラクエ7に遊び人がいない理由。なぜ笑わせ師なのか。現実世界とリンクし過ぎて怖い

 2015/09/29      ゲーム

asobinin

ドラクエ7は、色んな職業が出てくるので、かなりやりこめるので、好きな人は好きでしょう。嫌いな人は嫌いでしょうけど。長いし。

このドラクエ7、「笑わせ師」という職業があるのですが、どうして「遊び人」じゃないのか不思議に思った人も多いと思います。

その点について考察している面白いブログを見つけました。

http://kanoh.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/post-3337.html

ネタバレ注意ですが、他のシリーズのことについても書かれていてとても興味深いです。

ドラクエ7の主要人物は全員遊び人である

ドラクエ7の主人公には叔父がいます。ホンダラです。

主人公の親父は真面目で漁師としての腕もすごいのに、ホンダラは遊び人で昼間から酒を飲み、いつも新しい商売を考えては失敗し、家賃も払えないようなダメ人間です。でも、こいつがやたら活躍するんですよね。

選ばれた者しか入れないはずの神殿まで行って、あるモノを取ってきたり、神様に会おうとしたり、なんか色々引っ掻き回すんですけど、最終的にはかなり役立つ、というかなくてはならない存在です。

上で紹介したブログ・かのろぐ(Kanohlogue)より、

ボルカノのような強さや勇敢さをそなえた人物が、同時に、夢見がちであり、無邪気で、ちょっと小ずるくて、大騒ぎが好きで、ノルかソルかの勝負にゾクゾクするタイプで、つまり同時にホンダラのような遊び人気質を持っている場合にだけ、大事業が達成されるようなのです。

 神話の英雄メルビンはきまじめな老騎士ですが、じつは女好きで、カジノ好きで、遊び人のような側面を持っていることが物語の端々でほのめかされていきます。

 この物語に登場する「神さま」は、ステテコダンスという珍妙な踊りが大の得意な、とぼけたおもろいおっちゃんでした。

 この物語屈指の聡明さをもつコスタール王は、自分のお城をぜんぶカジノに改装して、市民に一般開放してしまうような「遊び人」でした。

 天上に浮かぶ始祖の村で、リファ族を導く族長さんは、しょうもないぐうたらなおうちゃく者でした。

 マーディラス国は、「必死で国を守らなければ!」と真剣になることで、かえって滅びかけました。歌って踊って絵を描いて、楽しくやりましょう! という方向転換をしたとたん、押しも押されもしない大国になったのでした。

 その大国の名君グレーテ姫は、「何か面白いことはないかのう」といつも探しているような少女であって、主人公が提案した音楽大会に「それはいい!」と面白半分で飛びつくような人でした。

 弦楽器トゥーラの楽師であるヨハンは、昼間っからゴロゴロして、目が覚めれば女の子を口説いている、まさにホンダラ的な「遊び人」でした。しかし、神様の楽器を弾きこなして、みごと神をこの世に復活させる偉業は、彼がなしとげたのでした。

「偉大なる者は、遊び人である」
 という、主張めいたものが、あると思うのです。

逆に、真面目に国を守ろうとか言ってるやつは大概失敗しています。これは堀井雄二さんが意図してやっていることでしょう。

世の中、全員遊び人ですね。人は誰でも遊び人なのだから、そんな職業は必要ないのです。逆に、遊び人という職業につかないと遊べない人は、ヤバイぞ、ということです。

これを踏まえてやってみると、すごく面白い作品ですよ。人間とか社会について考えさせられます。

熟練度稼ぎも必要ない職業をマスターするのも、なんだかとても愛おしい作業に思えてくるから不思議です。

まとめ

現実世界も一緒ですよね。これからは、より顕著になってくると思います。

正論を言い、真っ直ぐに修練してもダメなんです。

真面目過ぎて遊び心のない取り組みでは停滞した世界は変わりません。