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コケの成長を眺めて暮らしています

ドイツ人も残業しないでゆったり仕事してる。フランス人だけじゃないぞ。

 2015/09/07      社会, 経済

business

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/163360/1

ドイツ人は年間150日休むそうです。土日は絶対働かない。休日は電話に出なくてもいい。勤務時間は10時間まで。オーバーすると管理職が告発される。そうすると会社のイメージが悪くなり、優秀な社員が入ってこなくなる。良い循環ですね。

もちろん、これが全てとは言いませんが、火のないところに煙は立たぬ、ということです。まさか、日本の働き方がこうやって外国に紹介されることはないでしょう。勤勉だとか、技術が凄いとは言われても、日本人は休みが多くて楽しそう、という話題にならないはずです。

働き方はいつの時代も注目されますが、とにかくもっぱら日本人は下手くそだと思います。

言うやつに限ってブラック

私がかつて働いていた零細企業では『残業する奴は仕事の出来ない奴だ』とことあるごとに言う社長でした。

『やることちゃっちゃとやって、休む。仕事はさっと切り上げて、好きなことをしろ』とまで言いやがります。

でも、実際に実行している人はほとんどいません。『そうはいっても仕事だからさあ』とかなんとか言って、社員に苦しい思いをさせていました。

休日にはバンバン電話してきて、ちょっとでも出ないと半ギレ、1日捕まらなければ激ギレです。

『時間がかかるのは仕事が出来ないから』『新入社員のくせに早く帰ろうとするな』という理屈はわからんでもないですが、10年経った先輩社員が同じように遅くまで残っている姿を見せられると、説得力はありません。偉そうなことを言ってる社長本人に余裕がなく、いつも不安で、常に社員を監視していないと落ち着かない。最悪な状況でした。

職場が楽しければ喜んで残業する?

ほぼ日の糸井重里さんは、先日のSWITCHの対談で「仕事と遊びの垣根はない」と言っています。

別のインタビューでは、「職場が楽しければ、終業後に社員同士が会社でおしゃべりだってする。それは悪いことではないでしょう」とも。確かに理想的です。羨ましいですね。

ほんとそんな会社があったら入りたいです。というか、私は昔ほぼ日に応募したことがあります。書類で落ちましたけどw

ほぼ日は上手くいっているのでしょう。多分、でもそんな会社はまれ。自分の会社は桃源郷だと勘違いしている中小企業の社長は思いの外多いのです。

世の中で一番多いのは偏差値50の人間

この手の話でいつも思うのは、結局、理想的な会社はほんの一部であるということ。性格も良くて仕事もデキる人が集まる会社は世の中に一握りしかありません。働き蟻の法則とか、パレートの法則が物語っていますが、たくさんの人や物が集まれば必ず偏りが生じます。それは絶対に抗うことは出来ません。

学生の偏差値の分布を考えたって一目瞭然、世の中に一番多いのは偏差値50の人間です
。ほぼ日の社員はしごと偏差値で言ったら80とか下手したら90の人が多いはず。社長の糸井さんが既にどう見ても特殊な人間ですから、その人を船頭にしている組織が普通であるはずがありません。

医者だってそう。彼らは小さい時から常軌を逸した存在です。東大医学部の1年生に対して、教師がまず初めしなければいけないのは、「彼らを偏差値50に落とすことだ」という冗談とも本気ともとれない言葉があります。

偏差値65くらいのやつが悪い

日本人の感覚は簡単には変えられません。でも、やっぱりドイツやフランスみたいなはたらき方を見習うべきです。

だって偏差値50の人間が今の会社をみんな嫌がっているんだから。特殊な例はどこまでいっても特殊な例です。偏差値90に憧れる偏差値65~70くらいのやつが、背伸びして90の仕事をするために50を巻き込むからおかしなことになるのだと思います。

基本的に、90の傍に50はいません。でも65の傍には50がうじゃうじゃいます。65は50を見なきゃいけないのに、90の世界ばかり見ています。そのままじゃ、うまくいくはずがないんです。

まとめ

ほぼ日では社員のことを、乗組員と呼ぶそうです。会社は船なんですね。乗る船を間違ったらたまったもんじゃありません。

今、フリーの人達がお互いに協力して楽しそうにしごとを出来ているのは、最終的な目的地が違う別々の船でときどき合流するという形をとっているからです。

やっぱり、タイタニックは沈むんです。

岩にぶつかっても平気な柔らかいゴムのボートを、適度に安全なスピードで。転覆しても泳げる体力を。