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ワニの性別は温度で決まる。池田清彦教授がホンマでっかな動物の不思議を解説⑤

 2015/08/20      TV, 動物, 自然科学

Alligator

ワニって好きな人は本当好きですよね。

私は爬虫類が得意ではないので、少し距離を起きたい動物のひとつです。

口の中に棒を入れられたり、財布やバッグにされたり、ダイの大冒険でピンク色にされたり、けっこう可哀想なやつだとは思うんですけど。やっぱりちょっと不気味です。

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引用:Wikipedia

昔、ワニワニパニックというモグラ叩きの水平版がありましたね。どこのゲームセンターに行っても必ずあったんですけど、いつの間にかなかったことにされているような気がします。

と思ったら、スマホのアプリであるらしい。やる人がいるんですね・・・

ワニの性別は卵がふ化する前の温度で決まる

30℃以下⇨メス
33℃以上⇨オス

ワニは卵が育つときの温度が、30℃以下だとメス、33℃以上だとオスになります。31.5前後だと半々です。

ワニの卵は初め、「オスの性ホルモン」と、「メスの性ホルモンを作り出すための酵素」を同時に持っています。

メスの性ホルモンは、最初の段階では持っていないということです。

卵が30℃以下に保たれていれば酵素が育ってメスの性ホルモンが作られて赤ちゃんメスになります。33℃以上になると酵素が死んでオスの性ホルモンが強調されてオスになる、という仕組みです。ちなみにカメは逆です。

「オスホルモン」と「メスホルモンを生み出すための酵素」との闘い、ということですね。酵素が育たなければ元々あるオスホルモンのせいでオスになり、酵素が育つとメスホルモンが勝ってメスになる。

カメは逆なので「メスホルモン」と「オスホルモンを生み出すための酵素」の闘いです。

人間の世界には、絶妙な温度感で男女の橋渡しをしてくれる存在がいますね。

魚は生まれたあとに性別が変わる


昔「ファインディング・ニモ」という映画が流行りました。

あれに出てくるクマノミは集団の中で一番大きいやつがメスになり、二番目のやつがオスになって夫婦になります。残りのやつはなんでもありません。男でも女でもありません。ハーフとかそういうのでもない。

魚は8割が生まれた後に性転換します。人間からは想像もつかない感覚です。

歯医者いらずのワニ

ワニとかサメとか、歯が入れ替わる動物って羨ましいですよね。虫歯になってもまた生えてくるんです。

ちょっとデカくて堅いエサを食べようとして失敗してもまた生えている。歯医者なんていらないのです。

どんどんデカくなるワニ

ワニは大きいものだと8mまでになります。8mです。6畳ワンルームからは確実にはみ出ます。恐いですね。

水中で過ごすため、重力の影響を受けにくいことが原因だと言われています。寿命も長くて200歳くらいまで生きます。生きている間はどんどんデカくなります。一生勉強、一生成長と堂々と言える。羨ましいですね。

逆に哺乳類は結構すぐ限界がきて成長が止まります。人間もせいぜい20歳で終わりであとは縮みます。成人しても背が伸びるのはガッキー(新垣結衣)ぐらいのものです。

宇宙飛行士が帰ってきたらめちゃくちゃデカくなっていた、なんて聞いたことありませんもんね。むしろ骨が弱くなるとか言って心配しているくらいです。

クジラは例外で妙にでかくなりますが、あれは海に住んでいて重力の影響が少ないからでしょう。陸上生物は初めから無理みたいです。ゾウが限界。

金魚をでかくする

水中生物といえば、金魚は結構大きくなりますね。電気をつけっぱなしにしてエサを与え続けると、上手くいけばかなり大きくなります。そんなことをするのは気が引けますけどね。

まとめ

私にとって、ワニはラコステぐらいで、いいかもしれません。

合わせてどうぞ。池田清彦教授の動物解説シリーズ

指が7本!?パンダ編

なぜ縞模様?シマウマ編

ユーリン・テイスティング?キリン編

膝じゃねえし。フラミンゴ編